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心に鉛筆をもって、人と会おう。#企画メシ 【「自分相関図」つくってみた】

企画メシ2022第4回、「音楽の企画」
ゲスト講師は、NakamuraEmiさん。

お題にワクワクしながらも、少し燃え尽きを感じながらのスタートでした。

第3回目「なんとかしたいの企画」で良くも悪くも、緊張が抜けて。
全力全身で取り組み、ジャジャジャジャーンと提出。

苦手な動画撮影に向き合った。
はじめて質問した。
講義後、全員分の感想を語る動画撮影にとり掛かった
が、途中で断念。静かな挫折)

その反動か、夏バテか。
4回目の課題に本気でとり掛かるエンジンが遅くて、すごく焦りました。

ふわふわと、1日、2日、3日…過ぎてゆく。やばい。
取り掛かってみるもののずっと、なんか違う…。
気づけば締め切り1週間前でした。

さて、どういうふうに、課題に取り組んでいったのか!笑
みっちり残していきます!

自分相関図ができるまで

1、課題のそしゃく

今の自分が、誰と出会い、どうやってここまで来たのか?
その大事な人物を、自分を中心とした『自分相関図』にまとめてください。
その上で「自分にとって忘れたくないこと」をメッセージにしてまとめてください。
(A4一枚、相関図に規定はなく、創意工夫してOK)

企画メシ2022第4回「音楽の企画」 お題

お題は、よく噛んでから。
丸呑みしない。鵜呑みにしない。

私がはじめて目にした企画書は、阿部さんの企画書。
阿部さんの企画書のつくりかたを、とにかく吸収、まねするのみ。

そんな阿部さんの企画書のつくりかたは、
「そもそも、たとえば、つまり」。

「課題のそしゃく、自分の経験・感情含めた情報収集、自分なりの解釈」

・今の自分とは?
・出会いとは?
・大事な人物とは?
・「自分相関図」の前に、相関図とは?
・忘れたくないことって?
・メッセージにまとめるとは?

4回目にもなると、ノートの第一筆は「そもそも」で定着してきました。


2、NakamuraEmiさんを徹底研究

そして咀嚼と並行して行うことは、情報収集。

自分よがりになったらいけない。企画書は相手ありきのもの。
相手のことをちゃんと知らないと、伝わる企画にはならない。


だからこそ
しつこく、粘り強く、NakamuraEmiさんを考えました。

インタビューを片っぱしから読み集める、今までの曲を聴く、SNSの発信、ファンのブログ記事。

歌詞の中からも、何か相関図のヒントになるものはないか探したりしました。

Emiさんの『メジャーデビュー』で出てくる「仲間が浮かぶ」瞬間
にまつわる歌詞。

風邪薬買うときだって 笑ってる仲間が浮かぶ」
「綺麗な星空をみると 笑ってる仲間が浮かぶ」

『メジャーデビュー』NakamuraEmi

私は何に触れたとき、仲間がうかぶだろう…
シャーペンとか、書くものかな?
書いてるときに、色々なこと思い出すからかな…

最終的に、やっぱりこれだなと決めたポイントは、
Emiさんの想いと自分の想いが共鳴するところは、
日記」でした。


見せていた日記は、誰にも見せられないものになった。

小学3年生のころの担任の先生が、日記を読むことが好きな先生で
毎日、日記の宿題があったんですね。その宿題が、あらまあ楽しくて。

4年生になってからも、自主的に夏休みの宿題として書いていました。

そんな夏の日差したっぷり浴びた日記帳。
引き出しの奥底から、不登校真っ只中な中学一年生の私が見つける。

眩しくて、思いもしなかったよなって悲しくなって。
上書きするかのように、その日記の続きを書いたんです。

拝啓、小学生のわたし。
それはもう、後ろ向きなアンジェラ・アキ。

でも、書いていくうちに、スッキリして。
最後は願うように、次これを読んだわたしは笑ってますようにって書けた。

それ以降、年に一回、自分に今の現状を報告する日記を書くようになりました。(高校二年生くらいまで、細々と続けてた)

だんだん、前向きな手紙へ変わっていた。

そんな日記を、今ならだれかに開けると思えたのは

どんな変化だろう。
きっともう、起こった出来事として、折り合いがついたのかな。

でも思う、一番は、届ける相手が、NakamuraEmiさんだったから。
Emiさんの曲は、日記という「宝箱」から生まれている。
感情を書き出して、曲にすることで気持ちを癒していたEmiさん。

そうか、日記って、「あのときの感情」の宝箱なんだ。
大事な解釈をいただいたと思った。

手書きの理由とか、日記の上だからこその本音とか。
Emiさんと、何か共鳴できると感じた。烏滸がましくも。

過去の自分に1番の手紙を送ろう。
自分にしか作れない、企画書にしよう。

割と、素直に、ストレートに、
熱のこもる真ん中を見つけることができました。

3、相関図の表現をさがす

さて難しいのが、「創意工夫」な自分相関図。
どうしても、自分だけの新しい形で相関図にしたい。
記憶に残るものにしたい…。

なんとなく、日記を頼りにすることは決めたものの
どう形にするべきかが決まらない。
締切の前日まで、これ!っていう形は見えなかった。

恒例、「3日前に戻りたい」モード。
課題発表直後の3日間と、締め切り直前の3日間。
どっちも同じ24時間なのが、信じられない。
この国のおかしいところだと思う。

4、企画書の制作

課題提出締切、前々日の夜。
もう明日は、つくることに専念したい。

でも納得いくアイデアがまだ降りてきてない。

迷走

(上)私の道は、川上から川下。
(下)ティッシュの舟による涙の川下り。


ゴミ箱とバケツと私

ぴーん


信じて粘ってよかったぞ。

そもそも人との出会いも、その人の言葉との出会いとも言えるよね?

自分の道を言葉でつくる企画メシ2022の、音楽の企画。
その課題として、自分相関図。

・自分の道=言葉でつくる
・人との出会い=言葉でつくる

・言葉で作られた自分の道=言葉で作られた人との出会い

日記(言葉)をそのまま、

人と出会っていく自分の道にするのは…!?

ノートの線はまっすぐだし、長方形になる。
Photoshop使って、繋ぎ合わせて…

やっとノリノリに、湧いてくる作戦。
どうにか、「自分相関図」の設計図が完了。

手やばぁ

5、過去の自分との共作

この表現がいちばんしっくりくる。
締切前日。ひたすらつくる。

今回の企画書は、じっとパソコンに向き合うのではなくて、
立って、手足を動かしまくっていた。
机の上に頭にあるアイデアを広げて、作り出す。
途中でいいこと思いついた!って思ったことをそのまま試してアドリブだらけの時間。
それがなんだか楽しくて、あのころの図工みたいだった。

言葉にせず、もので表現する楽しさ

文章を褒めてくれたのが嬉しくて、鉛筆を手にした。
そのときは芯の太さ元気モリモリな10B。
芯が折れて、落ち込んでからは4H。
徐々に濃くなっていって、自分の色を持つ子が羨ましくなったりもして。

芯の太さを変えながら、
最後のメッセージでは10B。

めっちゃ見えないけど、途中で消しゴムを置いていったりもして。
消さずに後から上書きしていけばいいっていう想いも込めました。

こういう作業、密かに、ものに意味を託す作業。
楽しいし、好きだなって思いました。
相関図だけど、物語をつくるような感覚だった。

過去の自分が、今の自分を手伝ってくれた。

企画メシにエントリーする前、社会人の中の、学生。
学生の中でも、いろいろな体験の少なさを感じていて、不安だったんです。

でも、小さいと思っていたものを大きくするのも、
ネガティブをポジティブにできるのも企画でした。

ただ、紫式部のように、自分の内面を日記に書いていただけ。
それでも、自分だけの企画として、材料になりうるのでした。
自分が肯定すればするほど、材料は増えていく。

中だるみギリギリな私は、過去の自分に助けられました。

そして今の自分が、過去の自分を救った。

過去のトラウマや不安は消えないけれど、あれがなければもっと今頃…と思わなくもないけれど、
間違いなく私の生き方、選択に大きな変化が生まれた。
ノリであっても悪口や影口は言わない。嫌がらせをしない。そんな当たり前って思うかもしれないけど、案外人は、そこを好んでしまう。

思い出せるからこそ、忘れられないからこそ、そこに強固な施錠ができる人になった。

全部、「せい」から、「おかげ」にできる気がした。
どうしても許せなかった人を、ありがとうと思えている。

そう解釈できるのが、今の自分でした。
その解釈で、過去の自分ごと笑えていける気がしました。

6、自分にも、自分以外にも、届くメッセージにしたい

メッセージは、あえて最後の最後まで決めていなかった。
相関図を作りきって、その上で出てきた言葉をメッセージにしようと思っていた。

・自分にとって、書き出すことがアイデンティティ。
・書き留めることで、後から解釈できる。出会いの意味を見つけられる。
・だから、自分の芯を大切に、書き続けていたい。


最後のメッセージは、時間がかかることなく、素直にかけました。

読んだ人の、何か心に残るものにしたい。
自分にとっても、ずっと覚えていられる言葉にしたい。

そう思って、鉛筆の芯に想いをのせていきました。

7、届いた!!

結果、NakamuraEmiさんに表現がすごいで賞をいただくことができて。
企画生の方からも、感動メモで嬉しい言葉をいただいた。

すこし、照れ臭さもありつつ、
「手書きの総量や筆圧の力強さが伝わってくる」
Emiさんとの真ん中、共鳴できるところが「手書き」だと思っていたから、そこの想いが伝わった!と思って、嬉しかったです。

これからも日々感じたこと、人からもらった言葉などを書き留めていこう。「書く」ことを生活のなかで忘れずに生きていこう。
そんなふうに、大事にしていきたいことが見つかった課題でした。

自分の芯を大切に。自分だけの芯を忘れずに。

ボリューミー!!!ここまで読んでくださった方、目を休めてください!
ありがとうございました!


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