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使う人が使いやすいように仕組んでいく収納と、うちの場合。

わが家は築古賃貸の一軒家です。

入居当時から家族が使いやすい収納のあれこれ考えて試してきました。

そんな中で最近思うのは…

扉ありの収納が似合う人オープン収納が似合う人がいるということ。

家自体が持つ収納能力にも関係してくるとは思うのですが、家族の性格、場所、入れるものなどに合わせていろんな方法があるなぁと思います。


扉ありの収納の◎と△

◎ものの存在を感じず空間をシンプルにできる
◎中のものにほこりが付きにくい
△扉の開閉という動作が必要
△中が見えないことでものをとりあえず入れておくことができてしまう

オープン収納の◎と△

◎取り出しやすくしまいやすい
◎見た目を楽しむことができる
△ほこりが付きやすい
△かごやケースなどで仕切る必要がある

我が家の収納のほとんどにはもともと扉や戸がついていました。

少しずつ扉を外していって、今ではオープンになった場所のほうが多いかもしれません。

扉があるもついつい物を詰め込んでしまう癖があるんです。私に。 

見えないからいいやの積み重ねは、扉を開けるたびに出るため息に変わっていきました。

そこでいっそのこと中身を隠す扉がなければ、見た目にも気持ちがいい収納状態をある程度キープできるのではないかなと思いました。
扉の中がごちゃついていても気にならないけれど、ごちゃごちゃ感が目につくのは嫌でしたね。
そんな私には扉を外して丸見えにするほうが気持ちよさを保てるようです。

家の中のオープン収納巡りを少ししてみたいと思います。

台所のオープン

台所は、作業棚の上部分の扉を外しています。
上段にはたまに使う器や道具、下の段には毎日手にするガラスボウルや保存容器です。

夕飯づくりなど時間がない時には、扉を開ける動作1つがないだけでも気持ちが楽。

食器棚も本来はガラス戸があったのですが今はオープンです。

ほこりが付きませんかという質問をいただくこともありますが、毎日使う分の器しか持っていないので出し入れが多い分、食器に付くほこりはほとんどないと思っています。

ただ、棚自体にはどうしてもほこりがついてしまう。

そろそろかなと見過ごせなくなったときには、食後がいい拭き時です。

洗った器をステンレスかごの中で自然乾燥させていると食器棚の中にある食器が少なくなっているので、それらをスライドさせながら拭いています。

和室のオープン

和室には2か所のオープン収納があります。
一つは、押し入れ。

上が大人、下が子ども3人分

二つ目は、ランドセル置き場。
こちらはそれぞれが独立して使えるラックなので、平置きしたり二段にしたりとフレキシブルに使えます。

子どもたちのかごのなかは個人の小物が入っていて、マフィンのようにかごから中身がはみ出して見えるようになったらそろそろチェックしようのサイン、ということにしています。

洗面所のオープン

洗面台下の賃貸によくある両開きの戸も外しています。

奥行きが見えることで
場が広く感じられる効果もあり?
かなあと思います。

それに何といってもモノが取りやすい。

朝の時間支度をする夫や娘三人とかち合う場所でも、扉がなければ手を伸ばして「ちょっと失礼っ!」で済みます。

廊下のオープン

野菜収納には古道具のこの字ラックを縦に重ねて棚にしています。

野菜は空気が通る場所に保存していたいので保存ビンたちと一緒に置いてあります。

毎日何度も人が通る場所に置いてあるので、いつもと違う様子があれば(におい、虫、発酵状態など)すぐに気付けます。

廊下収納のここにも扉がありました。
日用品やおもちゃが入っています。

オープンではないものもあります


例えば、薬類。

テレビ台には引き出しがあって、
より衛生的に保ちたいものは
ここに入れています。

ポイっと入れて閉めてしまえば中身は見えないという甘い誘惑に負けないように、一つずつアイテムを入れる仕切りを使って入れるものの住所を決めると迷子にならずに見つけられます。

台所でも、本当は外したかった戸もありますが、きっと原状復帰は難しいだろうなという経年劣化があったので断念。(それでもあきらめられず何度も眺めては作戦を考えてみています。)


収納は、使う人が使いやすい状態に仕組んでいくと気持ちよさを保ちやすいと感じています。

扉あり、扉なしどちらがよくてどちらがダメというものではなく、家族の性格で選んだり、入れるものの種類で選んだり、場所で選んだりしてみるといいかもしれません。


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