日々、暮らしの中で手放せる選択を探しています
人間は1日に35000もの選択をしていると聞いたことがあります。
そろそろ起きるかな、いやあと5分。
朝ごはんはパンがいいかな。
味噌汁の具は何にしよう。
その前に洗濯物を外に干そう。
雨で蒸し蒸ししそうだから半袖。
靴は?
傘は持っていく?
と、朝頭の中で考えていることを挙げるとまだまだたくさん出てきます。
日々の疲れはこの終わりない選択の連続から感じてしまうのではないかと思うんです。
常に思考し続けて選ぶのだから、脳も疲れますし、なんたって、35000です。
もし少しでも選択の数を減らすことができたら、頭の中はもちろんその都度動かす体も少し軽くなりそう。
とはいえ、仕事上の案件や将来についてなど、大切に練って考えなくてはならない選択はおろそかにはできません。
でも、日々繰り返しポコポコと湧いて降ってくる暮らしの中の選択だったら、少しは減らすことができるかもしれません。
そんな最近の試みについてお話したいと思います。
選択貯金をしておく
毎日冷蔵庫をのぞいて、何を作ろうか‥と考えるのが苦手です。これを使うのかあれを買い足すのか、もう、冷蔵庫の中って選択の宝庫です。
料理は嫌いではないけれども作りたくないことはあるし、あるものでちゃちゃっと作れるくらい得意ではないのです。
毎日作るもの、使うものを悩んで選択していたら、料理が嫌いになりそう。
そうならないために献立は日曜日に一週間分決めることにしています。作り置きはしていませんが、日曜日現在、冷蔵庫にある食材をすべて書き出してからその食材を使い切れるメニューを中心に考えます。
何日もの献立を一気に決めてしまうなんて、それこそ負担なのでは?と思うかもしれません。
でも、私にとって時間的な余裕がある日曜日にまとめて献立を決めることは、そこまで大きな手間にはなっていません。
それよりも、毎日冷蔵庫を眺めてメニューを探す悩ましい時間の方が断然苦手です。。
メニューが決まってしまえば、買い足す食材がはっきりするのでアプリにメモしておきます。
買い出しの際に食材の買い忘れや、余計な買いすぎを防ぐことができています。
動線に沿った習慣にしてしまう
毎日の掃除も動線に従ってついで掃除をしています。他の行動に掃除をくっつけてしまえば、どこを掃除しようか‥と考えて選択する、ということを一つ減らせます。
その1 トイレ掃除
朝起きて、トイレを使った後にクエン酸スプレーを吹きかけて、便器裏や床、蓋などをペーパーで拭いています。
毎日掃除すれば、大した汚れにはならないので5分もかからずに終了。
その2 玄関掃除
朝娘たちを通学班の集合場所で見送ったあと、帰宅したらそのまま玄関を掃除。ほうきでゴミを取り、雨の次の日はたたきを水拭きします。
この2か所の掃除は欠かさず毎日。動線に沿って掃除を組み入れてみると、一連の動きとして迷わず体が動いてくれます。迷わず、というのが選択を減らす上で大切な気がします。
固定が安心
毎日のお昼は、決まったものを食べます。
朝の残りのご飯をおにぎりにして味噌を乗せて焼くという一手間だけ加えたメニューです。
副菜は昨夜の残り。無くてもオッケー。
味噌汁は朝の残りに生姜のすりおろしを入れて。
こう決めておけば、さっさと味噌をのせてとっとと焼いて食べる、と体が毎日同じように動くので楽です。大好物の味噌󠄀焼きおにぎりを毎日食べられる幸せ気分付きで私にとってはうれしい限り。
ときには、蒸しパンを作るようなこともありますが、大抵は決まったメニューで十分。
ただ、小皿に乗せたり、お盆を使って定食風な気分は忘れずに楽しんでいます。
選択の中には、選択する自由を楽しめるものと、選択すること自体自分に負担がかかるものがあると思います。
負担になってしまう選択ほど省くことができたら、おかげでできた心の余裕を他のことに使える気がしています。
毎日繰り返される選択ほど、簡単で負担なく。
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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