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【不登校、行きしぶり】ホントは「行くべきだ」「行ってくれたら嬉しい」と思っているのに、「行かなくてもいい」と子どもに伝えると…


子どもが「学校に行きたくない」

そう言ってきたら…

「学校は行かなきゃいけない」「行くべきだ」「本当は行ってくれたら嬉しい」


今でこそ、「行かない選択」を心の底から「これでいい」と思える方も増えてきました。

だけど、やっぱり大多数の方は、「行かなきゃいけない」「行くべきだ」「行ってくれたら嬉しい」

そんな風に思うかもしれません。


私が保健室のお仕事を常勤でしていた頃の話。

お母さんに車で送られ学校に着いても、頑なに降りようとしないから、お母さんに抱き抱えられた状態で保健室に入る を毎日繰り返している小学校2年生の児童がいました。


保健室に入っても、帰る!熱出た!帰る!と床に寝転がった状態で、バタバタと暴れる彼。

ふと、保健室の窓の外に目をやると、身を隠しながら涙を流しているお母さんの姿がありました。


お母さんだってつらい。仕事に行かなきゃいけないし、つらいけど、無理矢理こうして連れてくるしかできない、そんなことだってある。


ある日、毎日のようにお母さんに連れられ、保健室に登校してきた彼。

裏扉を開けて、学校から裸足で飛び出して行きました。

ちらちらとこちらを見ながら。どうしたらいいかわからないんだよ!って表情で。


たぶん、他の先生に見つかったら、「戻っておいで!」って言って、抱き抱えられて帰ってくるよね。

私はもう一人の保健室の先生に状況を伝えて、そっと彼の後ろをついて行きました。

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