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烏賊ケイコ

○寂れたテーマパーク
看板にラスト三日。御来園ありがとうございましたの文字。
烏賊ケイコがキョロキョロしている。道すがりの人に尋ねる
ケイコ「エレベーターはないですかねー」
通行人知らないという素振り…パークの係と思しき男が声をかけた。
男「エレベーターならそこに」
指さされた場所はタイムマシン的なライドの脇
ケイコ「これじゃわかんないよね」
タイムマシンにも見える箱のボタンを押すと蓋が開いて中にイスがある。座るともう一人の男、綾瀬淳太が乗ってくる。
淳太「すんません」
係員「シートベルトつけてもらえますか?」
ケイコ「シートベルト?」
二人、シートベルトをつける
蓋が閉まり、箱の中明かりがつく。
アナウンス「何階に参ります」
ケイコ、淳太「一階」
顔を見合わせる二人。
アナウンス「発車します」
タイムマシン的な光が明滅し箱はジェットコースターの様な動きになりケイコは椅子にしがみつく
ケイコ「これ、エレベーターだよね??」
後ろの席で叫んでる淳太。ケイコの髪を掴んでくる。鼻水がケイコの髪にかかる

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