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千切りキャベツが怖い。

こんばんは、そしてお疲れ様です。
日常であった嬉しかったこと、「ちょっと一言物申させてくれ!」と思うこと。そんな自然に湧き上がり、思わずこぼれ出したことを取り留めもなく書いていくつもりですので、どうぞ気楽に読んでいただけると嬉しいです。

今週の日記:「いまだ結末が分かっていないサイコスリラー」

街を歩いているだけで、面白・珍エピソードをしでかしたり、遭遇する機会が多いという謎の自負があるのですが、「あの人はなんなのか?」未だにオチまで辿り着けていないエピソードがあります。今回は、そんな小話を1つ。

日曜・月曜日。私は大体22時から23時くらいの時間に帰宅するのですが、ここ一ヶ月、毎回帰り道に見かける人の話です。

潰れたリサイクルショップの横で、18歳から22歳くらいの若人(帽子やフードをかぶっているので、性別は不明。予想としては女)が、雨にも負けず、風にも負けず、宮沢賢治のようなスタンスで毎回いらっしゃる。毎度同じ位置に、俯きがちにしゃがんで、たまに携帯をいじりながら。

私の考察では、
・スマホ持った最新型の地縛霊
・目の前のマンションの一室の動向を伺っているなかなか執拗なストーカーさん
・同棲中の彼氏(または彼女)にタバコ吸っていることを言えなくて、たばこを吸った後、たばこの臭い消しがてら、ボーとしている人…

彼女?彼?は一体なんなのでしょうか?

お昼にそのリサイクルショップの前を通って、怖いもの見たさで、いつも座っている場所を覗き込んでみると、すぐ横の駐車場には「MVP」の字が…
「軽」とか「月極駐車」「駐車禁止」「優先車両」とかならわかるけど、なんやねん!なんのMVPなんだ?!
ただでさえ、謎深き人で手一杯なのに、これ以上ツッコミ所を増やさないでくれ、、、

ちょっと話はズレましたが、直接聞く勇気はないので、事の顛末は本当に分からないんですけど、お時間あれば皆さんもそれぞれ想像を膨らませてみて下さい!

今週の質問:「これまでに一番熱中したこと」

某レンタルビデオショップでアルバイトしていた時、遊戯王などのトレーディングカードを〇万円分爆買いするために大の大人が行列に並ぶ様を見て、「く、狂っている」と思っていました。

子供の頃、お小遣いとの兼ね合いで買えなかったものが、自分でお金を稼ぐことができるようになり、タガが外れて思う存分買いまくるさま。
欲望が溢れかえる光景。レジが混むので、「新作発表とか勘弁しろよ、」と思う反面、「大人になっての熱中」、人間臭くて好きだなーと思っていました。

さてさて私が一番熱中したことは、弓道。そしてそのための体づくりです。
高校時代、弓道を嗜んでおりました。弓道なるものは、重い弓を引けば引くほど、真っ直ぐ矢が飛んでくれるので、キロ数の重い弓を引くがために、運動部ばりに走り込み、筋トレをし、ダイエットを兼ねた今思えば偏りまくった食事制限をしておりました。

弓道は一人でできてしまうし、なんなら誰にも負けたくなかったので、性格も最悪で、一匹狼。1年からレギュラーに選ばれるものの、監督から「お前は敵だ」と叱られたり、レギュラーから外された時には、「なんで自分を外すんだ」と職員室に乗り込む始末…(部長になるなど、2.3年生になってくるとちょっとは人格が更生されていくのでご安心ください。)

「重い弓を引きたい」「誰にも負けたくない」と思う一方で、一丁前に思春期特有の体型コンプレックスもあり、「あの子の方が痩せている」「あの子の方がおっぱいがでかい」とにかく他人と自分を勝手に比較して、勝手に自己嫌悪になる日々。

食事は母の手料理には手をつけずに、鶏肉とキャベツざんまい。
生理は止まり、栄養は足りず、肌はボロボロ。

大学進学をきっかけに上京して一人暮らしを始めた為、母のあたたかい手料理を食べることができた唯一の時期を、料理に込められた優しさを、私は素直に受け取ることができなかったな、と帰省して母の料理を食べるたびに反省します、

高校の頃、無限に食べていた千切りキャベツは一生分食べたので、全然食べたいと思いません。なんなら怖い…

ああ、千切りキャベツが怖いぃ…

「筋肉をつけたい」「負けたくない」という想いと、「痩せたい」という想いを歪んだまま持っていたあの頃。

完璧な黒歴史で、狂っていましたが、そのくらい必死だったのです。
訳もわからず、盲目で、がむしゃらで、自分の首を自分で締めてる感じ。
決してポジティブな「熱中」ではないし、今も「自分のこと好きか?」って言われたらそんなこともないのですが、その頃の不器用なりに弓道や体づくりに励んでいた過去の自分は肯定してあげたいなと思った成田でした。

ちゃんちゃん!


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