受け止めることと受け入れること
少し前に、似ている言葉について綴った。
似ている言葉を使い分けられるようになれば、人との間に誤解が生まれにくくなるし、自分のことをより正確に伝えることができるとも思う。
だからこそ、私は似ている言葉を使い分けたいと考えているのだけど、現実はそうもいかない。
私の勤めている会社では、月に1回、社内勉強会をするという取り組みがここ数ヶ月で始まった。月に2人、自分でテーマを決めてプレゼンをするのだ。
で、先日、私が担当の1人だった。
ただ、私はプレゼンというものが(というか、人と話すということ自体が)本当に嫌いで苦手で、2ヶ月前から私の担当だとわかっていたので、わかった時から憂鬱で仕方なかった。
悩みに悩んだ結果、私は「コミュニケーションの基礎」というタイトルでプレゼンすることにした。
私はコミュニケーションをとるのが苦手なので、そもそもコミュニケーションとは?みたいなところを考えたかった。
それに、社会人である以上、どんな仕事でもコミュニケーションをとる必要がある。クライアント、社内、他社…いつでもコミュニケーションを取らなければならない。
だからこそ、一度コミュニケーションに向き合う時間を作るために、このテーマを選んだ。
プレゼンためのスライドを作っていたら、ふと「ああ、そういうことなのか」と納得した。
私は、今の会社に入ったのは2022年12月。つまり、まだ1年も経っていないのだ。まだ1年経っていないのか、とも思うけど。
この数ヶ月の中で、私はもやもやを抱えていた。
その1つが、私のプレゼンのテーマであるコミュニケーションがうまく取れないこと。
社内の他の人がどう思っているかは、聞いたことがないのでよく分からない。それに、目立ってコミュニケーションの失敗が起こっているわけでもない。
だけど、私にとっては「うーん…」な部分があった。
(それもあって、コミュニケーションをテーマにしたというのもある)
スライドを作りながら、色々思うことはあったのだけど。その時に1番私にとってよくないなと思ったのが、これ。
「受け止める」と「受け入れる」が混ぜられている機会が増えたこと
私にとって、これはとても大きな問題。そうならないように、慎重になっていたつもりだったのだけど、気づかないうちに混ざってしまっていた。
私自身が「受け止める」で終えたいところでも、無理に受け入れざるを得ない機会が増えていたのだ。
とはいえ、今その環境の中にいると決めたのは私自身。今すぐにこの場を去るわけにはいかないので、自分なりに解決していきたいところ。
まずは意識して「今、私は受け止めたいのか受け入れたいのか」を考えるようにすること。周りの人がどう感じているかは別として考える。
結果として私の意見とは反対のことが可決されたとしても、それは会社の意向だから、まずは置いておく。まずは、私自身はどうなのか。
試してみて、しばらくしてから、やはり私はこの場にはいられないと結論を出したなら、その時はその時。
苦手なところではあるけれど、試してみよう。
少しずつ、少しずつ。
自分の心地よさを手放さないために、実験だ。