外に出て伸びをすること

#今日やったこと

noteを開いて、ホームを見ると、ふとこのハッシュタグが目にとまった。

今日やったことか。何があるんだろう。

家事と、刺繍。それから、お昼ご飯を食べて、のんびり散歩をして、さっきnoteを開いた。

午前中は掃除とかの家事を済ませて刺繍をしていたから、ずっと家の中にいた。昨日、今日、明日は予定を入れずに家にいると決めている。

そんなことを決めていたけれど、ずっと家にいたら、ついつい考えることをやめてしまう日がある。それが今日だったというわけだ。普段は何も意識しないで考え事をするけれど、今日は正反対。

昨日の夜、朝は部屋の片付けをしようと決めていたので、それだけ済ませて、あとは音楽を流しながら刺繍。

この頃はなんとなくマイナスなことを考えてしまいがちな日が続いていたので、それを中和する日なのか、ずっと頭がぼんやりしていた。なので、ふと思いついて、昼食後に散歩に出てみた。

私には定番の散歩コースがあるので、いつも通りそこを歩いていた。歩きながら、気づくと、大きな伸びをひとつ。

そこで気づいた。ああ、息が詰まっていたんだな。

それに気づいたら、自然と、深呼吸をしていた。

景色が綺麗な色に変わった。

私の散歩コースには、植物がたくさんあって、生き物もたくさんいる。

そのうちの１匹の白鳥さん、いつもは定位置まで行かないと近くに来ないのに、今日は姿が見えた途端に私の方へ。私がいつもと違うのをなんとなく察したのか。

白鳥だけではない。散歩をしていた犬も私の方へ気づいて寄ってきてくれた。

動物ってそういう力があるんだよな。いつもと様子が違う人に、まるで、「どうしたの？」って聞いているみたい。

動物は人の言葉は話すことができない。だからこそ、そうやって行動で表してくれるのかもしれない。

そうして自分の”意識”みたいなものを無事に取り戻した私は、自分をおく環境を変化させることの重要性を感じるとともに、これほど気づかないうちに自分を見失うことがあるのかと、恐ろしくなった。

今までも散々、自分を保つためにどうすればいいか、考えるのが癖になるほど考えてきたはずなのに、たった数時間、家にいるだけで自分では気づかないうちに自分を手放してしまうことになるとは。

今まで自分を見失う時はなんとなくわかっていたし、それを防ぐために、家で一人でいる時間を意識的に取るようにしていた。なのに、今日はそれとは正反対のことが起こってしまった。

結局、その時々の自分の状態を見抜くことは難しい。

でも、自分を取り戻す手段の１つが散歩ということが今日改めてわかったので、引き出しの１つとして、記憶しておくことにする。

「いつもと一緒」。

これが、自分を守るキーワードになると同時に、自分をなんとなくの世界に引き込む悪魔にもなりうることを、知ることができてよかった。

いつもと一緒になりかけたら、今日みたいに、外に出たり、伸びをしたり、自然に触れたりしよう。

計画を立てておくのではなくて、ふとした時に。