「Don’t think, FEEL!考えるな,感じろ!」から,「Don’t feel, THINK!感じるな,考えろ!」へ!

今から50年以上も前に公開されたブルース・リーの映画,『燃えよドラゴン』(Enter the Dragon)<1973>の中で,ブルース・リーが有名なセリフを言います。

Don’t think, FEEL!
考えるな,感じろ!

一斉を風靡したセリフで,多くの人の共感を呼びました。

確かに,アーティストなどの場合には,まさにその通りの部分があるのかもしれません。

でも,教育の現場でも本当にそうでしょうか?

もちろん,創造的な思考や,直感的な思考が必要な場面もあるかもしれません。

自分の気持ちに正直である必要がある場面もあるかもしれません。

しかし,考えずに,感じるだけで,よいのでしょうか?

極端な例で考えてみましょう。

ある子供がいじめられているとします。

その子供は,つらい,怖い,悲しい,悔しいということは強く感じるでしょう。

でも,こういうときには,教師に相談する,保護者に相談する,助けてくれそうな人に相談することを考えて欲しいものです。

また,子供も含めて人は,不安を感じ,無力感を感じることも多いでしょう。

そんな時にこそ,何をすべきなのか,何が問題なのか,どうすれば改善するのかを考えて欲しいものです。

多忙な職務を担っている教師の立場でも同じことが言えるでしょう。

上司や同僚からのパワハラを受けて,追い詰められていると感じている教師もいます。

保護者から無理難題を言われて,困惑を感じている教師もいます。

校務分掌や部活に追われて,超過勤務・休日勤務に苦痛を感じている教師もいます。

教師は,たくさんの困難を感じることでしょう。

でも,感じるだけで,苦しむだけで,無力感を感じ続けるだけでは,現状を変えることはできません。

考えることが重要です。

法律は誰の味方なのか?

判例はどうなっているのか?

学校現場の理不尽な「常識」は,本当に法律に従っているのか?

反論する方法はあるのか?

解決する方法はあるのか?

解決した後も,自分が不利にならないようにする方法はあるのか?

これらのことを考えなければ,いつまでも,苦痛と無力感を感じるだけになってしまいます。

これまで,教師は,学校現場の理不尽な「常識」をただ我慢して受け入れてきました。

そして,その理不尽な「常識」は,本当に,法律的に正しいことなのか?本当に拒否することすらできないことなのか?解決する方法なないのか?

考えることが必要です。考えれば,解決が見えてきます。

ブルース・リーの名セリフを言い換えるのならば,

Don’t feel, THINK!
感じるな,考えろ!

ということになります。

感じるばかりで絶望するよりも,考えて行動することが,現状を改善し,問題を解決します。

そんな方向性を探るために,

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河野正夫
レトリカ教採学院


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