この時代にあえて「有線」という選択肢
時代は大ワイヤレスイヤホン時代。
AirPods Proをはじめ、ゼンハイザー、ソニー、JBLなど著名メーカーが日々鎬を削り、ワイヤレスイヤホン王になることを目指しています。
自分自身、AirPodsの第一世代を長らく使っていますが、確かに便利なんですよね。iPhoneやMacとの接続性もいいですし、ケースから取り出して耳につけるだけで簡単に音楽を聞くことができます。
このワイヤレスイヤホン市場は今後も伸びていくことは間違いないと思います。
一方で有線イヤホンは絡まるしケーブルを差す手間があるし、ちょっと野暮ったい印象だったり、ちょっと時代遅れみたいなイメージがあったんですよね。
しかし、僕はそんな時代にあえて「有線イヤホン」という選択肢を再考したいと思います。
そもそもなぜ有線イヤホンを考えるようになったか
僕がなぜ有線イヤホンのことを考えるようになったかというと、ワイヤレスイヤホンの音質に満足できなかったというのと、Apple Musicのアップデートが大きな要因です。
これまで約4年使っていたAirPodsの調子がついに悪くなり、せっかくならいいワイヤレスイヤホンをと思いさまざま視聴したのですが、正直感動するレベルの音質のものがなかったんです(自分の聞く耳がしょぼいだけです)。
こりゃどうしようかなと思っていたそんな中、2021年6月のアップデートによってApple Musicがロスレス、ハイレゾロスレス、Dolby Atmosに対応。これにより、これまで圧縮されていた音源が本来の音質で楽しめるようになりました。
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音源を飛ばすので、その負担の面から実際の音源から圧縮したデータを転送しています。つまり、音質の劣化が起こっていることになります。
それが今回のアップデートでハイレゾ相当の音源を聴くことができるようになりました。しかしそれは有線イヤホンを使用した場合の話で、依然としてiPhoneをワイヤレスイヤホンで聴く際にはSBC、AACまでしか対応していないのでロスレスやハイレゾを楽しむことはできません。
ということで、せっかくApple Musicがロスレスやハイレゾに対応していい音質で聴けるようになったならということで有線イヤホンを探すことにしたという経緯になります。
有線の音質に感動した
そして、今度は有線イヤホンの試聴をすると本当に驚きの連続。
正直、35,000円ほどするハイエンドのワイヤレスイヤホンでも、ものによっては数千円の有線イヤホンの方がよっぽど音がいいんですよね。
有線接続なら圧縮されることがないのでこうしたことも全然あるんですね。
それで結論、僕がいろんな有線イヤホンを試して「音で感動」して購入したのがこちらのfinal E5000。
これがもう、本当にいい音なんです。
「解像度が高い」とか「クリアな音質」とかっていうのはもちろんAirPodsとは比較にならないくらいの素晴らしさなんですが、1番僕が気に入ったのが「低音域」の音とその迫力。
正直これまでは低音ガンガンとかむしろ嫌悪感があったし、ズンチャカ鳴らしてる車とかめっちゃ嫌いでした。
しかも自分自身最近は宇多田ヒカルやYOASOBI、 Aimer、Uruといった女性ボーカルをメインに聴くことが多かったので、低音よりも中高音域のクリアさを重視しようとしていました。
でも質のいい低音があるとこんなに音楽体験が変わるんですね。
音の話は文章で使えるのは難しいので、これは本当に実機を試聴して欲しいんですが、普段数千円のイヤホンやワイヤレスイヤホンを使っている方だったら間違いなく感動するレベルにあると思います。
それまではあまり聞くことのなかったアヴィーチーなんかのEDMもめちゃくちゃ気持ちよく聞くことができるようになりました。
これまでは音楽は「聞き流すもの」だったんですが、今は明確に「聴く」ように変えてくれたイヤホンになります。
E3000も結構あり!
このfinalというメーカーは国産の音響メーカーで、ハイエンドモデルは数十万円するものも扱うようなイヤホンマニアは当然知っているような超有名メーカーになっています。
今回のE5000はちょっと高いかも、と思った方はE3000というものもいったん候補に入れて欲しいなと思います。
E3000は3,000円台で購入できるんですが、とにかく評価が高すぎてfinalでも最も売れているイヤホンであり、5,000円以下で購入できるイヤホンの中でも最高峰の音質との定評があります。
E5000はそのE3000の上位機種となるのですが、基本的な音作りは同じなのでE3000でも十分に楽しむことができると思います。
それでも、きっと「ああ、E5000欲しいな」となると思うので僕みたいに思い切ってE5000を購入するのもありだと思います。笑
Apple Musicを楽しむ
それからというもの、Apple Musicの無料体験期間でロスレスを楽しんでいます。音の広がりが感じられて「いい音で聴いてるなあ〜」と思わせてくれます。
特に恩恵を受けている感じてよく聴いているのが以下の曲です。
・アヴィーチー全般
・Ado:踊
・King Gnu:三文小説
・宇多田ヒカル:One Last Kiss
低音がしっかりと出てくれるのでめちゃくちゃ聴いてて楽しいです。
ちなみにちょっと複雑なんですが、Apple Musicではハイレゾロスレスが対応したものの、iPhoneでは有線であってもハイレゾロスレスの音質には非対応なので、現状ハイレゾロスレスは聞けない状態になっています。
iPhoneでハイレゾロスレスを聴くには別途DACチップの入った変換アダプタなんかを使う必要があります。知らなかった…。
しかし現状ではあるにはあるんですが、実際はほとんど売られていないのでどうしようかなと思っているところです。Apple Musicもまだそれほどハイレゾに対応した曲がないのでまあ、いいんですが。
まとめ
ということでfinal E5000という有線イヤホンに変えたことで日々最高の音楽体験ができています。
「いい音で音楽を聴く」という体験がこれほど素晴らしいものだと思わなかったので、その感動を伝えたくて今回記事にしました。
イヤホンを探している方はぜひ有線イヤホンという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか。
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