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丁寧なコミュニケーション、無駄の排除、自由と裁量。一見、相反するこれらが合わさって生まれる働きやすさ。

リモートワークが可能で柔軟な働き方ができる仕事を紹介する求人サイト「Reworker(リワーカー)」。求人情報だけでは伝えきれない、Reworker掲載中の企業の魅力について、Reworker運営スタッフが掘り下げてご紹介していきます。

前回は、全メンバーがフルリモートで働くPR会社、株式会社キャッチボール代表取締役の新甚智志さんに、「会社と個人が“フェア”だからこその逆張り採用」についてインタビューしました。
今回はメンバーから見たキャッチボールを知るべく、興梠さん・奥野さんにお話を聞きました!


“無駄”は徹底的に省く。だからオフィスもない

ーーまず初めに、これまでの経歴とキャッチボールに入社した理由について、教えていただけますか?

奥野さん:大学生のときにインターンに応募したのがきっかけです。新卒では別の大手PR会社に入り、そこで1年ほど働いたあとキャッチボールに戻ってきたんです。今は入社約2年経ったところで、PRアシスタントとして資料やレポートの作成、メディアに情報提供する際の切り口提案などを担当しています。

興梠さん:私はもともと高知県に住んでいたのですが、夫の転勤に合わせて住む場所が変わる可能性があったので、引っ越してもキャリアがリセットされないフルリモートの環境で働きたいと思っていました。

ずっとITエンジニアとして働いてきたのですが、前職はベンチャー企業だったのでPRの仕事も少しだけ担当していたんです。それで、未経験でもPR業務にチャレンジできるキャッチボールに興味をもって、Reworker経由で応募。約1年前に入社して、奥野さんと同じような業務を担当しています。

ーーキャッチボールは全員がフルリモートの会社ですが、フルリモートならではの難しさはありませんか?

興梠さん:離れた拠点のメンバーと働くことには慣れていたので、特に抵抗はありませんでした。コミュニケーションは基本的にテキストで行いますが、必要に応じてオンラインでミーティングもできるので、特にやりづらさは感じていないですね。

奥野さん:僕も家から出なくていいので、すごくやりやすいです。全てにおいて無駄がない会社だなと思っていたんですけど、オフィスまでなくしちゃうなんて相当ですよね(笑)。


忙しくても、「やらされ感」がない理由

ーーキャッチボール代表の新甚さんは、「会社と個人のフェアな関係性」を大切にしていると仰っていました。お2人はどう感じていますか?

興梠さん:確かに、「お互いに損のないようにやりましょう」という姿勢は折に触れて感じます。業務の指示も一方的ではなく、「お願いできますか?」と丁寧です。
やりがいの搾取というようなことは全くないですし、個人が成長できて、会社にも利益が出るように配慮されていると思います。

奥野さん:同感です。メンバーの関係性はフラットですし、会社の利益はみんなで分かち合おうという雰囲気があるのが、すごくいいところだなと思います。

ーー繁忙期はどのようにしているのですか?

奥野さん:僕らPRアシスタントは1ヶ月前に予定を立てるので、それに合わせて業務量を調整してもらえるんです。「普段よりも入れるなら入ってほしいです」と頼まれることはありますが、断りやすい雰囲気がありますし、押し付けられていると思ったことは一度もないですね。

興梠さん:私はもともと1日7時間の週4日勤務だったのですが、今はコロナの影響で子どもが家にいるので、1日5時間で働かせてもらっています。働ける時間に合わせて業務を割り振ってもらえるので、とても助かっていますね。ただ、終わらない場合は他のメンバーの力を借りることになるので、進捗報告はきちんとする必要があります。


言いたいことを言えるのは、会社と個人の関係性が“フェア”だから

ーーお2人は他にどんな部分に“キャッチボールらしさ”を感じますか?

奥野さん:個人の意思が通りやすいです。例えば、自分がやっている作業について「もっとこうしたい」と言う意見があるなら、それを理由とセットで伝えたほうがいいです。理にかなっていれば採用してもらえるので。

あと、積極的な提案は高く評価されます。例えば、クライアントに提出するメディア露出一覧を作る作業って結構大変なのですが、それを効率的に作れるサービスを見つけたら、使いたいと提案してみるとか。

興梠さん:提案した結果、いいものは取り入れてくれるし、ダメな場合はその理由もちゃんと教えてくれるので、個々と向き合うことをおろそかにしない会社だなと感じます。
根底には、「会社も個人も、お互い結果が一番良くなるように動きましょう」という考えがあるように思いますね。

ーー会社と個人が対等だからこそ、お互いを尊重したコミュニケーションが成り立つのですね。

奥野さん:そう思います。会社の愚痴をこぼす人っていると思うんですが、飲み会の席で言うのではなく、直接言えばいいのにって思います。そして、僕は会社に対する不満が全くないので、言いたいことを普段から言えてるんだろうなと気付きましたね。

興梠さん:積極的な発言が求められているのは、フルリモートだからなのもあるかもしれませんね。同じオフィスで働いているわけではないので、「こうしたほうがいいのに」と思うだけでは誰にも伝わりません。無駄をなくして、お互い不満がないようにする働きが求められていると感じますね。


企業文化がフィットすれば、ノーストレスで働ける

ーー「無駄をなくす」と言うと、一見ドライな印象を受ける方もいるかもしれませんが、お2人は働きやすさを感じているのですね。

奥野さん:そうですね。ただキャッチボールでやっていくには、日本語をちゃんと読む力が必須です。

ーー日本語を読む力?

奥野さん:はい。基本的にテキストでやりとりするので、メッセージを正確に理解し、相手の意図を考え、適切にアウトプットする力が求められます。

例えばキャッチボールでは、チャットの往復回数が多いほど無駄だと認識されます。なるべく簡潔にわかりやすく、相手の考えを先回りしたコミュニケーションをとること。それは余計な業務を減らすだけでなく、クライアントの時間を奪わないことにも繋がります。

ーーなるほど。そうすると、業務時間中の雑談もないのでしょうか?

興梠さん:雑談用のグループチャットはないですね。もちろん飲み会もありません。私は今、埼玉県に住んでいるのでメンバーに会いに行くこともできるのですが、無理に会いに行く必要性は感じていません。用件があればもちろん会いにいきますが。

奥野さん:みんなでワイワイするような社風ではないですよね。少人数での飲み会はありますし好きですが、会社としての定型的な飲み会はあまり好きじゃないので、むしろなくてよかったなと。雑談も「返さないといけないのかな」と思っちゃうので、ないほうがやりやすいです。

ーーキャッチボールさんの企業文化がフィットする方は、お2人のようにストレスなく働くことができそうですね。

奥野さん:そうですね。会社HPに書いてある「人材・働き方に対する考え方」は、本当にその通りだと思います。年齢や経験に関係なく合う方を受け入れる会社なので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

ーー興梠さん、奥野さん、ありがとうございました。


雑談も飲み会もない。一見“ドライ”に見えるキャッチボール社ですが、そこで働くみなさんはとても快適そうでした。

根底にあるのは、「会社と個人のフェアな関係性」。それが、「個々と向き合う丁寧なコミュニケーション」「無駄の排除や自由度、裁量」に繋がっているのだなと感じました。

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