就活と安定

2019年4月、私は絶賛就職活動中だった。就職活動をしている中で、たくさんの疑問が浮かんでくる。
共に就職活動をする友達は、口を揃えて「安定した給料」「安定した暮らし」を求めて企業を選定していた。彼らの言う「安定」はなにを指すのだろう？

疑問に思ったため、「安定」はなにを指すのか深く聞いていった。すると、彼らの「安定」の定義は、「挑戦」の対極にあるものとして表していることがわかった。
挑戦しないことが安定なのだろうか？さらなる疑問が浮かんだが、それ以上は聞かなかった。

私は、挑戦しないことが安定とは思わない。たしかに、大きな企業に入れば一見すると安定かもしれない。しかし、そこで受け身的な思考のままは日々を過ごしていたら、出世コースから外れ、業績が傾いたころには首を切られるような事になりかねない。

企業や人に頼って成立している安定は、本当の安定ではない。大切なことは、自分自身の足腰の強さだ。自分自身の力で、挑戦した結果安定は獲得できるのだろう。

現在、先行き不透明でどんよりとした空気の社会になっている。今までの誰かに頼りきって成立する安定ではなく、自分自身で獲得する安定へシフトするチャンスである。

今、就職活動をしている人や来年就職活動を控え悩んでいる人に届いたら嬉しい。

自分自身への戒めの意味もあわせて、ここに記す