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日系人 第1弾 「日系人」って何?


皆さんの周りを見ると見た目が日本人なのに外国籍って人たくさんいませんか?そしてあなたはその疑問に対して追求したことはありますか?

実は写真は南米ペルーで撮ったもので、写真に写っているのは私です。まさかと思ってある人もいるでしょ。私は「日系人」です。よく「顔は日本人なのにペルー人って意味がわからない」と言われます。笑

自己紹介

そんなことでまずは軽く私の自己紹介をさせてください。

名前:太田康治(旧名:太田我謝康治アントニオ)
出身: ペルー共和国(日本の真裏、南米ブラジルの隣)
趣味: スポーツ(特に野球)、音楽鑑賞、映画鑑賞
特技: 言語(日本語、スペイン語、英語)

そもそも日系人とはなんでしょうか?


日系人の歴史をネット上で検索するとわかるのですが、私たちの前世代の日本人が日本を出て、海外に渡り、子孫を残してきた人たちを”日系人”と総称して言います。日本で生まれたとしても、外国で生まれたとしても、家系の中で日系人のバックグランドがあれば日系人となります。

− 例えば(私の家系の場合)

祖父母の世代  日系1世

親世代  日系2世

子供世代  日系3世

上記のように続いていくのです。日本人の血が混ざっていれば日系と言ってもいいでしょう。それらはよく名前によって見分けることができます。

−  例えば

母親の苗字は「我謝(ガシャ)」

父親の苗字は「太田」

上記のようにペルー国籍だとしても、名前の中には日本の苗字が使われるわけです。豆知識ではございますが、「オオタ」には2種類ありますよね?「大田」と「太田」の違いは、出身地と言われています。前者は関東圏出身者で後者は沖縄県出身と言われているのです。さらにローマ字でも違いがあります。日本ハムに所属しているプロ野球選手「大田泰示」ですが、この大田だとローマ字は「Ohta」となります。じゃあ自称ペルーの英雄「太田康治」は「Ota」となるのです(もっとらしい肩書き作ります笑)。

話が少し外れましたが、お気付きの方もいらっしゃると思います。そう!私の家系は沖縄出身です。沖縄といえば戦争のイメージですが、母親の祖父は神風特攻隊で戦死しています。戦後の沖縄は荒れ果てていたため、多くの沖縄人が船に乗り、日本を出たのです。その後、アメリカ大陸を渡り、私の曾祖母などたどり着いたのが南米ペルーだったのです。もちろん文化も違えば、言語も違います。そんな中で生活をしていくのは考えられないほどの苦労があったでしょう。ペルーには1800年代に何人かの日本人が渡っていたと言われています。彼らの苦労は私たちが想像できるものではないと思います。話がだいぶ脱線しましたが、まとめると海外に住んでいる日本人同士もしくは日本の血が混ざった人が結婚し、子孫ができた人たちや日本で生まれたとしても、外国で生まれたとしても、家系の中で日系人のバックグランドがある人は「日系〜人」と呼ぶわけです。

まとめ

日系人についてある程度把握できましたか?

ちなみに私は日系3世のペルー人です。日系人が築き上げてきたものは、ここで説明できないほど素晴らしいものです。僕にこのようなバックグランドを与えてくれた方々に感謝しかありません。「心の底からありがとう」と生きていれば伝えたいです。

今後も日系人について発信していきます!とにかく海外との接点を持つことで可能性は広がります。長くなってしまうので、今回はここまでにします!

次回は日系人第2弾 「なぜこ日系人は日本に帰ってきたのか?」を書いていきます!

長文を読んで頂き、ありがとうございます!いい一日をお過ごしください!

Muchas gracias a todos!