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対照的な2人の男が描かれる作品が好き過ぎるという話

いきなりですが、皆さま、好きな作品の傾向ってありますでしょうか!?

私の場合は「対照的な2人の男が描かれる作品」が、めっちゃ好きなんですよね!

実際どんな作品が好きなのか、ちょっとご紹介してみます。

あと、ごめんなさい、書くにあたって読み返したり、見返したりしてないので、認識違いあるかもです!

白い巨塔

これね!やっぱり、対照的な男性が描かれる作品ってなったら、最初に思い浮かべる方も多いのでは?

自分は年代的に唐沢・江口版から入るんですけども、ホントに世界観が好き過ぎて、原作、田宮版まで全部見ました!

唐沢版も洗練されたイメージで、ドラマ全体の音楽とか大好きなんですけれども、やっぱり財前・里見の関係性は田宮・山本版がすごく好きで。

田宮二郎の財前って、「俺は絶対教授になってやる」とか自分で言ってて、身勝手なところもあるんですけど、どこか憎めないんですよね。

田宮二郎の顔自体もそうなんですけど、甘いマスクではあるんですが、笑ったときの、ちょっと受け口というか歯並びの感じ?とか、ちょっと不完全さを感じさせるところもあってね。

山本學さん演じる里見先生の「財前くん」呼びもマジで萌え散らかす。
考え方的には相容れないけれども、友情を感じさせるシーンもあるんですよね。

やっぱり財前は自分が何者かになるってことを重要視してて、それは間違っている部分もあるんだけど、なぜか惹きつけられるし、周囲を蹴散らして登り詰めていく様子は、ある種の爽快感さえもあります。

対して、里見先生は、自分が何かになりたいという欲はない存在として描かれているんだろうな。
目の前の患者や実験と真摯に向き合うということが最終地点なのかな。
欲ではないけれど、曲げたくないものはあるというキャラクターなので、裁判での対立にも繋がるんですよね。

田宮・山本版では、里見先生と佐枝子さんのメロドラマ要素も強くて、それが嫌いって方もいるけど、私はけっこう好きです。物語のひとつの推進力として働いている気がします。

江口さんの里見先生は、佐枝子さんに対する感情は特にないと感じたんですが、山本さんの方が台詞とかで示すことはないのですが、ある程度、揺れる部分が描かれてる気がして。

その揺れを通して、里見先生側も何か財前が持っている欲とか、キレイなだけでは測れない心理に最大限まで近づくような…。

山本學さんの知的な雰囲気によって、いやらしさは全く感じないのですが、それこそが逆に色気を感じるんですよね。財前のワイルドな色っぽさとは真逆で、抑えたエロスというところで、本当に2人の男性を魅力的に描いた作品だと思います。

バーフバリ

はい、こちらの作品、主人公のバーフバリがかっこよすぎてですね、「バーフバリ!バーフバリ!」と劇場で叫んでしまった方も多いのではないでしょうか?


私も初めて劇場で見た時、仕事終わりにレイトショーで見たんですけれども、家に帰るまでの浮遊感がすごくてですね、本当に忘れられない映画体験となっております。

もちろん、主人公のバーフバリ、めちゃくちゃカッコいいんですけれども、敵役のですね、バラーラデーヴァもめちゃくちゃいいんですよね、この作品。

大娯楽作品なんですけども、アート作品かよっていうくらい、嫉妬とか狂気に落ちていく悪役の姿が描かれてまして、でも決して憎たらしく思うだけではなく、共感してしまうんですね。

主人公バーフバリは実の子ではないながらも次男的な存在で母に愛されます。対して長男バラーラデーヴァは、確かに非情なところもあるのですが、どこか不器用さがあってね…。(ってか、バラーラデーヴァ派の長女率は異常www)

母の寵愛、民心、そして愛した人までも、全てバーフバリに奪われた男の悲しみと狂気がバラーラデーヴァの瞳に宿っていたように思います。

こんなにも強く人の心を掴む悪役に30代で出会えたことは、役者さんにとってもよかったんだろうな。

そして、ここまで悪役が映えるのもね、バーフバリあってこそなんですよね。案外、「悪役が全部持っていっちゃうなぁ」っていう作品も多いですよ。
その絶妙なバランスが、アートとしてもエンタテインメントとしても、真似できないレベルの作品を作っているのだと思います。




ドラゴンボール

いろいろ、対照的な男が描かれる作品を、自分の中で遡っていったところ、やっぱり行くつくところって、この作品なんですよね(←世代)

キャラクターが多い作品ではありますが、やっぱり、対照的な男というと、悟空とベジータになりますかね。

悟空って、やっぱり他のジャンプ作品でもあるパターンかと思いますけど、ある意味、究極に「無」な存在というか、作品の真ん中に位置する空洞のような存在だと思います。

悟空自身を描くことって、すごく難しくて、周りのキャラクターにリフレクションしていく彼の姿を見てはじめて、彼を描くことができるのかなと。

悟空の象徴的なセリフは、やはり「オラ、ワクワクすっぞっ!!」的なやつですよね。
悟空って決して、「○○になりたい」とか、ましてや「世界を平和にしたい」なんて思っていないですよね。ただ、ひとつひとつの戦いが楽しくて楽しくて、あの場所に来ている。

だからか、自分の中で悟空に対して、すごく憧れがあるんです。
特に、このnoteは悟空のように、ピュアに、ひとつひとつの記事を楽しんで書いていたら、ここまで来ていたみたいな形になったら、どれだけいいかと思います。

でも、私はっ、悟空にはなれないっ!!!!



そうなんですよね、悟空的な存在への憧れはすごく強いし、意識的にそのように装ってさえいるので、まれにそのように評価していただくこともあるんですけど、私自身はどう考えてもベジータタイプなんですよね。(そして、ベジータみたいに有能でもないwwwあ、あとベジータ派の長女率は異常)



ベジータって、やっぱり「最強でありたい」的な自分視点のゴールがある人じゃないですか。

だからこそ、勝ち負けやプライドっていう「こだわり」も強くて。

でも、そっちの方が、共感できるって人、実は多いんじゃないでしょうか?

自分はベジータみたいに有能じゃないので、保険をかけておくため、プライドを露わにしないように心がけているんですけど(墓穴を掘るだけなんでね)、でも本当のところを言ったら、かなりプライドが高いタイプだと思いますね。

悟空が心情を吐露するシーンなんて作品通して、ほぼないように思いますが、ベジータはモノローグが映えるキャラクターです。

魔人ブウのくだりで、「オレはこれでいいのか?」みたいな自問自答するところがありましたよね?

戦闘民族の王子でありながら、非常に人間らしい側面を担うんですね。

個人的にドラゴンボールは、単純な戦闘ものというより、圧倒的な才能を持つ者との向き合い方が主題と感じています。

何をカッコいいと思うか、というコアな部分で、知らず知らずに、かなり影響を受けている作品です。

いや、ってか今回の記事、くそどうでもいい…。
エジプトの話、どこいった…。

実は、今回から #週1note という企画に参加させていただいています。

期間は1カ月、全部で4本 noteを書きます!
テーマは自由!今回は11/23(月)~12/20(日)ということです。

テーマは自由!に甘えて、全然メインテーマと関係ない話からスタートしてしまいました…。

すみません、引越し準備で忙しくて、熟成下書きからの投稿となってしまいました…。次回こそは、ちゃんとエジプト関連情報書きます!!

これから1ヶ月間、よろしくお願いいたします!

ということで、今回もはぴびのくそどうでもいい、おしゃべりにおつきあいいただき、ありがとうございました!
(個人的に、人のくそどうでもいいお話しを聞くのは大好きですので、みなさま、ぜひ、くそどうでもいいこだわりポイントをお教えください)

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