見出し画像

湯船の温度は○○°まで⁉ 健康、美容への影響

お風呂の設定温度を何℃に設定しているだろうか。

日本人であるならば、毎日は浸からなくてもたまには浸かる湯船。

そこで、今回はお風呂(シャワーも含める)の適切な設定温度について、科学を基に提案してみたいと思う。

結論から先に言おう。40℃まで!である。

41℃を超える設定温度でお風呂に入ってしまうと危険が沢山ある。

1 心拍数の増加

2 血圧の上昇

3 脱水の進行

4 肌の乾燥

温度が高くなればなるほど、心拍数、血圧、脱水、肌の乾燥が進んでしまう。

心拍数が急上昇すると、心臓や血管に負担がかかり心血管疾患を引き起こす可能性が出てくる。

血圧が上がると、脳、心筋梗塞や大動脈瘤、大動脈解離などの疾患を引き起こす可能性が出てくる。

脱水が進むと、熱中症や血圧上昇が起きやすくなってしまう。明け方に足が吊る時(こむらがえり)は脱水や冷えが原因であることが多い。筋肉の柔軟性の低下が一番の原因ではあるが。

肌の乾燥について。人間は熱放散と言って、常に体外へ熱を放出しているのだが、お風呂から上がった瞬間からこの熱放散が強くなる。それは、外気温の方が低いから。熱いシャワーや熱い湯船に浸かるほど皮膚表面の温度が上がり、熱放散も高くなるということだ。普段から乾燥肌の人やアトピー性の方はお風呂の温度を下げてみると良い。

画像1

論文を読んだ結果、41℃を超えると、上記の4症状が強くなる傾向にある事が分かっている。

寒い冬に熱いお風呂に入ると『あぁ~~』と声が出てしまうように、気持ちが良いのは分かる。

しかし、健康や美容の事を考えるとMax40℃までにしておくのが良いのではないだろうか。


ちなみに入浴時間は、10分~15分くらいが一番深部が温まる時間のよう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?