あたたかいことは、しあわせである。

あたたかいことは、しあわせである。

冷え冷えになった体で入るお風呂。お湯に浸かった瞬間、あたたかさに包まれる。かじかんだ手足が、じわーっとほぐれる。最初は湯船の中で膝を抱えるように座って、きゅうっとしみる温かさを味わう。体が温まってきたら、手足を伸ばして、ゆったりと浸かる。疲れた肩も腰も、みんなほぐれる、しあわせな時間。

それから、ストーブ。お気に入りのクッションを抱えて、ストーブの前に座る。体がほかほか温かくなる。離れられなくなる。やかんを乗せて、温かい飲み物を飲むのもいい。あつくなりすぎない、ほどよい距離感で座る場所をきめる。冬の定位置。

あたたかくてしあわせなものの最たるは、やっぱりお布団。お布団にすっぽりくるまって、本を読む。最近はKindleで読むことも多いかも。枕を立てたところに本や端末を立てかけて、クッションを抱えながら読む。お布団にくるまれてぬくぬくと体を温めて、そのまま眠る。本当にしあわせ。

あたたかいことは、しあわせである。そのしあわせを感じられる、冬が好き。