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わたし。

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「わたし」というお話。 日記ではない。「わたし」のことをとりとめもなく、まとまりもなく。
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2015年7月の記事一覧

6.「わたし」黒猫。

6.「わたし」黒猫。

お誕生日、卒業記念、その他もろもろ
ハンカチはちょっとしたプレゼントに便利。

わたしがいただくハンカチには、なぜだかだいたい黒猫がいる。
わたしは、黒猫のイメージがあるらしい。

惹かれるのは紺色の服。
髪は黒髪。ショートヘア。
だって、伸びてくるたび染めるのって面倒じゃない?

…そのせいかな。どうなのかな。

自分では猫より犬だと思うのだけど。
ちょっとばかしのん気で、単純で、
嬉しいとしっ

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5.「わたし」の1番好きなこと。

わたし、たぶん演じることはやめられないと思う。

絵は描かなくても大丈夫。
写真は好きだけど、ないならないで目で見るだけ。
文章を綴ることはもう、呼吸みたいに自然なことだけど
そこに物語性はなくていい。言葉だけでいい。

どうしようもなく好きで
好きだからこそ、怖くて
それでもやめられなくて、もっともっと上手になりたい。
それが、演じること。
一種の麻薬なんじゃないかってくらい、好き。

特に好き

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4.「わたし」優しい人になりたい。

今日、ちょっとだけ不思議だった。
時間がちょっとだけ止まったみたいだった。

透明窓のエレベーターに乗って扉を閉めてさ
急いでたはずなのに
松葉づえでけっこうな速さでこっちに向かってくる若い男の人、
じっと見ちゃった。乗りたいよなって。

わたしも去年、左足首を骨折した。
はじめての松葉づえ。不自由で、イライラした。

エレベーターが動いちゃったら
それでもいいやって、開くか分からず開くボタンを押

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3.「わたし」いつの日か電車に揺られて。

嵐が来るらしい。
昨日の夜から雨が降りだしたけど
朝家を出るときにはやんでいた。

今日は電車でちょっと遠出。
もちろん、現実の「わたし」として。

電車では本を読むのが好きだ。
でも昔からそうだった訳じゃない。
一生懸命小さな画面の小さな世界で
迷子になったみたいに時間を潰さなくていいから、なんだか安心するのだ。
本がないと、ちょっと不安になる。

ふっと本の世界から目を上げると
雨に濡れた知ら

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2.「わたし」の名前。

名を名乗るのは、困る。
わたしは、わたしの色んな側面を1人の「わたし」として
受け入れることができてないんだと思う。
だから、わたしは複数の名前を使っている。

名前1:れとろ

この名前とは、長い付き合い。
「れとろ」はお話を書くわたし。
好きなことでつながったお友達とおしゃべりをして
時々は弱音も吐ける、わたしのこころの拠り所。
文章を書くことで、わたしは本音を語るから、
「れとろ」は、わたし

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1.「わたし」と電車。

1.「わたし」と電車。

電車から降りると、外は生ぬるい空気だった。

ほぼ毎日、往復2時間、電車に揺られる。
行きは満員。
帰りは、大概座れる。

満員電車は嫌い。
もうすでに人が溢れてるとこに
自分の体をねじ込むのはもう慣れたけど
きっと、こういうことに慣れていく自分が嫌いなのだ。
あんなに密着しているのに
誰もかれもがお互いを見ないふりしてる。

帰りの電車はまぁまぁ、好き。
本を開いて、自分だけの世界。
時々窓の外

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0.「わたし」のはじまり。

「わたし」を語っても何もおもしろいことはないかもしれない。

これはただの自己満足で。

ただ書きたいように書き散らす。推敲もしない。その場の思い付きで書く。

どうして、突然こんなことを思ったのかも忘れてしまった。

ただ、きっとわたしは誰かに「わたし」を知ってもらいたいんだと思う。

あるいは。

「わたし」という人間でも

ちゃんとしたひとつの物語を描けるのか確かめたいのかもしれない。

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