2.「わたし」の名前。

名を名乗るのは、困る。
わたしは、わたしの色んな側面を1人の「わたし」として
受け入れることができてないんだと思う。
だから、わたしは複数の名前を使っている。

名前1:れとろ

この名前とは、長い付き合い。
「れとろ」はお話を書くわたし。
好きなことでつながったお友達とおしゃべりをして
時々は弱音も吐ける、わたしのこころの拠り所。
文章を書くことで、わたしは本音を語るから、
「れとろ」は、わたしの"本当"に近い。

名前2:夏川みわこ

この名前は、まだ慣れない。
この名で呼ぶ人もまだいない。
「夏川みわこ」はわたしの盾。
ずっとずっと好きで、でもだからこそ怖かった
"演じる"ということから、わたしを守ってくれる。
批判されてもいい。好かれなくてもいい。
ただもう、怖がり続けるのは嫌なんだ。
ちょっとだけ現実に近づいた、ちゃんと苗字のある名前。
「夏川みわこ」は演じるわたし。

名前3:本名

この名前は、現実を生きる。
お話は書かないし、演じない。安定志向の現実主義。真面目。
上手に生きたくて、上手な笑い方を知ってる。
上手な自分の繕い方を知っている。
1番大事だから、捨てられない名前だから、とても怖がり。
否定されるのが怖いから、"本当"の部分はあまりあげない。


ひとつの名前で生きられたなら、それはとてもいいけれど。
自分でも面倒だって思うよ。面倒かけてるなとも思う。
だけどこれが今は生きやすいから、申し訳ないがしょうがない。


こんにちは。初めまして。
こんな紛らわしい「わたし」です。ここでは好きに書きます。

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