3回目の副反応
タイトルだけで何のことかわかりそうだが、ワクチンの話である。3回目のワクチン接種を受けたのは月曜日のこと。1, 2回目はファイザーのワクチンであったが、3回目はモデルナのワクチンであった。選べる状況でなかったので、そうしただけなのだが、副反応と呼べるほどものがあった。
こうやって書いていくと、色々な反応が出ているのだが、これらの反応は全て軽い副反応に分類される。メディアが副反応のことを色々と書いていてそれを読むと恐怖心に駆られるが、1-2日寝込むというのは至って軽い症状なのである。普段、健康にしている人間が頭が痛いとかだるいとか、それだけでも嫌な思いをするのだが、それでも医学的には軽い方なのである。それを良しとするかは、もはや個々人次第なのかもしれない。
ただ、寝込むのが嫌でワクチンを打ちたくない人の気持ちもわからなくはない。今回、2回目までよりも自分としては辛かったので、こんなことになるなら打つのが怖いなと思うのも事実。だからこそ、3回目を打つことによる全体的な効果を国であり専門家がもっとアピールしてほしいなと感じる。
厚生労働省はワクチン3回目の効果をして上記のように説明をしている。2回目接種後に予防効果や中性抗体価が下がるのは研究により明らかなのだろう。だが、2年間で感染した人は累計で約550万人、ざっくりいえば国民の5%以下である。この5%が感染症の観点で多いのか少ないのかはわからないが、これだけしか罹らないじゃんと思う人がいてもおかしくはない数字である。だからこそ、3回目接種によって国の方向性をどう持っていきたいのかを説明する機会があってもよいのではないかな?と思う。3回目の接種が進まないことばかりがニュースになっているが、おそらくそのあたりのコミュニケーションの不足も接種が進まない一つの要因ではないかと考える。
イギリスでは、3回目接種後に行動規制を緩和しているという話も聞く。日本で同じことをやれとまでは現時点でいえないが、少なくともそういう議論をする段階には来ているのかなと思う。こうなってくると政治の話になってしまうのかもしれないが、(ある意味)コロナに慣れてしまったからこそ、再度、対話が必要な状況なのではないかなと思うのである。
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