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連休が終わる前に書けばよかったこと

今年もGWが終わった。ステイホームな連休の過ごし方にも慣れたもので、別にどこにも行かないと決めてしまって(それに慣れてしまえば)、案外家とその周辺(買い物など)だけで連休も過ごしていけるなと思ってしまう。もっと若い頃は休みに有意義なことをしないと休みが勿体なく感じて、それこそ昼まで寝ていようものなら、物凄い罪悪感を覚えたものだった。何かをやりたいというエネルギー自体は悪いものではないが、それが自分を締め付ける気持ちであるならば、いいことではないなぁと思う。今では、むしろ、朝型に生活リズムが慣れてしまったので、遅くまで寝ていること自体がしにくくなってきて、たまにはもっと寝ててもいいのにな、と思うくらいだから、何と気ままなものである。

さて、連休明けの初日だと、仕事に行くのも億劫である。ただ、それも昔よりは薄れてきて、「あぁ今日から始まるのか、仕方ないな」くらいの気持ちでいる。余裕だなと思われそうだが、別にずっとこうだったわけではない。自分にも連休が終わる前の、あの暗黒のような時間を過ごしていた時期があったのだ。それを感じていた頃は、休みが終わるのが本当に怖いくらいで、休みの間に何をしていたのだろう、時間が巻き戻らないものか……と、結構切実に思っていたのである。だいたい、こういう気持ちは連休最終日の夕方くらいに感じることが多い(いわゆる"サザエさん症候群"というやつだ。それにしても、サザエさんに何の罪もないのに何だか可哀そうなものである)が、酷い時だと最終日の前日くらいから、もうブルーな感情でいっぱいだった。休みの残り日数を数え始めたあたりから、すでにその気持ちは始まっていて、そう考えている時点で休むことはそっちのけで、「仕事に行くこと」自体を考えすぎている。

それなら、どう考えたらいいんだ?という話になるが、一つ効果的だなと思う考え方は、連休明け初日は、会社に出勤しただけでOKと自分に思い込ませることである。ハードルを極限まで下げる、そんな目標でいいのか??と思うくらいまでに目標を下げてしまうことである。会社に行っただけでOKなわけないじゃんと思うかもしれないが、別にいいのである。実際、会社に行けばやることはあるだろうし、やり始めれば意外と気持ちが乗ってくるのである。要するに、やる前から色々と考えてしまうことが問題なのであり、別に明日のことは明日の自分に任せてしまえばいい。それを下手に色々と準備しようとするからいけない。先回りする思考は、時に自分をとんでもなく痛めつけるのである。だから、せっかくの長い休みも楽しめなくなる。

そもそも、休みだから何かしなければいけないという思考自体も、良くない。何かしたければ(できるならば)すればいいし、何もしたくないならしなければいい。有意義だろうが無意味だろうが、そんなことは関係ない。思考のしがらみから解放されるべきなのだ。

そういうことを昨日書けばよかったなと、今日、会社にいる時に考えてしまったので、完全に機を逸した……と思ったが、これも書こうと思った時に書くべきだと思ったので、そのまま書いてしまうことしました、というわけだ。それにしても、明日行けば、また休めるというのは大変ありがたい。個人的には、本当に気が重いのは、来週の月曜日からだと思っている。。ぼちぼち、がんばっていきましょう。

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