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見えないところで

昨日に続いて、今日もオンラインで講習があった。ただし、内容は昨日とは全然違って、法令に関することであった。一緒に受ける同僚が複数人いたので、数日前からPCを借りに行って、今日は朝から色々とセッティングを行った。9時スタートだったので、準備する時間がそこまでなくて、その時間で複数台のPCを立ち上げ、セキュリティを通過し、アプリの確認をして……とやっていくのは、それなりに時間も手間もかかる。

なかには、事前に集まって準備を手伝ってくれた人もいたが、時間ギリギリにきて講義を受けた人もいた。こちらも手伝ってくれとは頼んでいないので別にいいのだが、どこまでを自分事として捉えるかは人に寄る、と思う。

もし、自分が何かをする時にスムーズに進んだなと感じたら、それは誰かが知らないところで事前に準備をしてくれたのかも、と思いを馳せる、想像力を働かせなくてはいけない。見えるところだけの情報だけで何かを判断するのでは、あまりにも寂しい。自分の見ていないところで動いてくれる人の存在に気づくことができれば、仕事でも家庭でも円滑に物事を進められるかもしれない。

ところで、今日の講習はカメラをONにせよ、とのお達しだった。どうしてかというと、一人ひとりの顔を見ることで、ちゃんと受けていない人間(寝ていたり、退席していたり)がいないかを監視するためだったらしい。ところがこちらで用意したノートPCにカメラが付いていない機種があったので、一部の対象者には全体が移るWEBカメラを用いたのだが、その対応に事務局側は何やら納得していない様子だった。しかし、午後になって事務局側の接続トラブルが相次ぎ、すっかりカメラのことはどこかへ忘れ去られてしまったようだった。たしかに、見てないところで受講者が何をしているかはわからないが、もう少し、信用してもいいのにな、と思ってしまった。

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