想定外を経験すれば想定内
不測の事態というのは突然やってくる。備えていればある程度は被害を軽減できるかもしれないが、備えていないことが起こるから“不測”なのである。起こったときにどうするかを考えて動く他ない。
たとえば、練習では色々と完璧にできたのに、いざ本番になると練習では起こり得なかったことが起きてミスを連発してしまうなんてこともある。逆に練習のときにはミスだらけで全然だったのに、本番はそれなりにうまくいったということもあるだろう。違いは事前にミスや想定外の事態をどれだけ経験できたか、ということにある気がする。
そう考えると、失敗していい状況のときにたくさんミスをしておいたほうが後々のためには良い、ということになる。失敗を恐れて何もせず、その場をうまくやり過ごすよりは、失敗を経験して次に似たようなことが起きた場合にその失敗から得たことを活かすほうがよいことになる。
いくらシミュレーションしても、実際に体験してから編み出した方法には敵わないと思う。だから許される失敗の数は、その後の対処の引き出しに繋がる。想定外のことも経験済みならそれは想定内。そんなわけで、日々、失敗を恐れずにいったほうがいいなと思う。
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