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敵は身内ではなく

強豪校ゆえの悩みというか、よくある話が書いてある。練習がアピールの場になってしまい、本番にピークが合わずに力を出し切れないパターンである。

宮坂主将はたしか2年次のハーフマラソンでいい記録を出して、メンバー入りも近いと思われていた。しかし、箱根駅伝どころか駅伝に縁がなく、直近の全日本で走った以外は走ることはなかった。そんな宮坂選手だからこそ、重みのある言葉になる。それが冒頭の話である。

「選手層が厚い分、(出走できるか)ボーダー(ライン)にいる選手が、走りたいがゆえに、練習で出力しすぎてしまうというところに、難しさがある。駅伝の枠を『つかみ取る』というのではなく、つかみ取った上でしっかり『他の大学と戦う』という意識を持って。練習はアピールの場じゃない

https://news.yahoo.co.jp/articles/ca241f66e6d5ba41105daca60cf680a7418ec44e

会社で働いていてもそうなのだが、なぜか内輪でモメる。敵はそこじゃないだろうといつも思うのだが、どうしても目に見える相手としか争えないのだ。そんなことをやっている間に外はもっと先に行ってしまう。だから、そんなことをやっている場合ではない。一枚岩になって、目標に向かって進んでいかねばならない。

身内は身内であり、敵じゃない。本当に戦うべき相手を見定められたとき、チームは真の力を発揮すると思う。今大会は、駒澤大学という高い壁があるだろうが、箱根で強い青山学院のことだ、きっと面白いレースを見せてくれるだろう。

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