見出し画像

Nikon F6よ、永遠なれ

ついにニコンのF6が販売終了になると、「ドイツのディーラーからの情報」というネット上の噂記事がTwitterで回ってきました。
ニコンファンとしては、1959年の初代Fから続いてきたニコンの「F一桁」の歴史についに幕が降りるのかと感慨深いものがあります。

オリンピックイヤーに出るのがF3以来の伝統ですが、奇しくも東京五輪が延期になった2020年で最新にして最後のF6が販売終了というのは偶然の一致ですね。

でも、ニコンからの正式アナウンスはまだ出ていません。
どうか、デマであってほしい。
願わくば、オリンピックも延期になったんだし販売終了も延期にしてほしい。
東京五輪が開催されるまでF6の販売が続くなら、永遠にオリンピックが開催されなくてもいい。
私は日本人である以前にニコンファンなのだ。

F6は2004年に発売開始で、たしかデジタルの高画素(1240万画素!)フラッグシップ機種D2Xと共通のAFモジュールを搭載しての登場でした。
デジタルの方が既にD6、そしてZシリーズに移る中で、今日まで現行機種でいてくれた息の長さ、そして今でも色褪せない完成度の高さにはただただ驚きです。

F6に使われている部品も、発売開始から16年も経つとかなり古いものと思われます。
メーカー在庫が予想より早く枯渇して修理できなくなる、というリスクは十分にありえそうです。
手元のF6は近いうちにメーカーにオーバーホールをお願いしようと思います。

さすがにもう一台買うことはないですが、自分と同時代に世に出たF6をこれからも大事に使い続けたいと思います。

今日時点ではまだ現行機種として載っているニコンの製品情報ページのURLを貼ります。
写真はちょうど4年前のオリンピックイヤーにF6で撮ったもので、コマ間への情報刻印、画面内への日付刻印機能(この写真だと見づらくてすみません)も、今となっては貴重です。

画像1

2020/10/7

レチナ


この記事が参加している募集

#カメラのたのしみ方

55,041件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?