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【その②】もし脱サラして医学部再受験を目指したなら、どんなルートで合格を勝ち取るか。

どうも、Dr.アジュールと申します。

前回の続き
『もし、社会人サラリーマンが、脱サラして医学部受験を目指したら

というテーマで書いています。



1. 敵を知り己を知れば百戦して危うからず


最初に設定は以下の通りです。

男性A(30歳) 大学(理系)卒 
現在は勉強から遠ざかり大学受験の知識 ‘0‘
妻(子供)あり、共働きサラリーマン 
貯金286万(日本平均値)

▼前回の記事はこちらから。

さあ、前提条件は揃いました。それでは勝率を上げるための戦略については考えていきましょう。


2. 勝率を上げるための戦略

2-① 【合格の方程式】「男性脳」ではなく、「女性脳」でも考えてみる。

前回の情報から『一日5時間の勉強時間を目標に2年間頑張って、国公立医学部の合格を目指すこと』これが目標になりました。

さあ、それで実現可能でしょうか。

再受験をしたいという悩みをもった方に「男性脳」的な発想で考えれば、

1日5時間頑張れば、2年かけて3600時間の勉強が確保できるから国公立医学部へ勝負できるね。
頑張れ!!!

→『問題の解決策の提示』

こんな答えを出したら、カップルだったら喧嘩になってしまいそうですね。

「女性脳」的にもうすこし寄り添って考えれば

うん、大変そうだね。何で医学部へ行こうと思っているの?
今勉強で悩んでいることは?どうすればいいと思う?・・・ふむふむ。

→『傾聴、寄り添い』

まるで白衣の天使、優しい看護師さんみたいですね。
※日本の急性期病院にはこのような看護師は実存しません。笑

要するに言いたいことは、医学部受験をするために、闇雲に勉強時間だけ確保できれば合格するというわけではないということです。


医学部合格ということをゴールとして、数学のように因数分解できるなら

医学部合格=
【勉強時間の確保】×【効率的な勉強】×【やる気】

という方程式が成立すると思います。


それぞれの数値を『最大限』にするよう心掛けて、かけ算しなければいけません。

勉強時間の確保ができれば【効率的な勉強方法】、【やる気】について見直さなければいけません。


2-②【効率的な勉強方法】自分に合った勉強方法を探せ。

生徒へ指導するときに‘勉強方法‘を教えてください。‘ って質問は非常に多いのですが、勉強方法とは人によって異なります。

だからおすすめの勉強方法など、単一に存在しないのです。

あなたはどんな勉強法が自分に合ってますか。

・自分で本を読んで、勉強するのがいいのか。
・予備校の授業を聞く方がよいのか。
・得意教科や苦手教科はなぜなのか。その理由は?
・問題をたくさん解くのがいいのか、理解を深めるのがいいのか。
・まとめノートを作るのが必要なのか。

よくノートを丁寧に作るやつはダメだ。とかネットに情報が流れていますが、‘部活に入らない学生はダメだ‘ みたいな極論かと思います。私は教科によってはまとめノートありましたし、

医者になってからもOneNoteなどでデータを蓄積しています。

ちなみに私の場合は、

教科書を読んでも深く理解できない。先生に聞いた方が深く理解でき、スピードが早い。というタイプです。(国語が苦手)

なので『自分に合った勉強方法を模索する。』ということは非常に大切だと考えています。

ただ、共通点が存在し、

習った内容や、解いた問題・出会った問題を解けるようになるまで復習する。

どんな勉強法を選ぶにせよ、効率的に行うのに間違いないと断言できます。

このご時世、授業を受けるために予備校に行かなくても、ネット授業が無数に存在します。YOUTUBEや各々の動画配信サイトが溢れていますし、探し出せばキリがない。ただ探している時間ももったいないので、まとめて一つのツールでで行う方がよいと思います。

『スタサプ』は結構、安価で全教科揃ってるみたいですね。東進は経済的に費用がかさみそうでした。

今回の設定では、下記の方針としましょう。

・自学自習スタイルの勉強は不向き。
・仕事は辞められないため、動画配信の授業で隙間時間に勉強する。
・問題演習はしっかり時間をかけたいから、自分のペースで行う。

『最初にオンライン授業を選択し、一通り総復習をしてから問題演習をどんどん進めていく。』

※別記事でも、勉強法については書いてますので興味があれば読んでください。

2-③【やる気】サステイナブルなやる気があるのか。

勉強方法が決まれば、あとはやる気の維持です。

計算上では2年間になりますから、ちょっと勉強したら医学部に受かるなんて軽い気持ちでは医学部には行けるほど簡単ではありません。

強い覚悟が必要です。

あなたが医師になりたい理由はなぜですか?

‘人のために尽くす仕事をしたい‘ 
`安定した仕事を手に入れたい‘ 
`家族の不幸をきっかけに医療従事者になりたい‘ 
‘テレビやドラマの、かっこいい医師に憧れている‘ 

きっかけは何でもいいと思います。

モチベーションを維持するためには ‘医師になりたいという強い動機‘ が最も大切であり原点です。

また、周囲のサポーㇳももちろん大切です。一人で勉強をするには心が折れてしまいますから。

結婚している家族や、パートナーがいる場合は、周囲の理解が必要です。
今回は、家族会議のうえで、下記のような内容が決まったという条件にしましょう。

今の仕事だと経済的に安定していないため、家族の生活の安定を求めて、『昔憧れていた』医師を目指す。
周囲のサポートとして妻へ相談し、全力でサポートをしてくれる。

さあ、前提条件、環境整備は揃いました。それでは次回、具体的なプロセス(最終回)を予定します。

それではまた。

▼続きはこちらから。


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