見出し画像

本州最南端の地 串本町を訪ねて

クロマグロの完全養殖に初めて成功した場所。そして、いつか行ってみたいと思っていた串本応挙蘆雪館を訪ねました。

多くの人を魅了するマグロ。縄文時代の貝塚からマグロの骨が見つかっていたり、「古事記」や「万葉集」などにも「シビ」という名前で登場していたりと古くから日本人にとって関係性のある魚。

昔は、漁師さんが、危険な海で家族と数か月~一年以上も航海を続けなければならないというのが、マグロ漁のイメージでした。

完全養殖の成功により、安全、安心、自然と人の共存。より豊なくらしができる現在。感謝ですね。

「串本は、マグロだけじゃない。カツオも有名なんですよ。」と。
串本町発祥のケンケン漁で釣り上げられたカツオをしょらさん鰹と呼ぶそうで、その「しょらさん鰹」のかつお茶漬けが名物との事。
※しょらさんとは、愛しい人とか大切な人という意味だとか。

名物ときくと、食べなければと使命感にかられてしまう。

萬口さんのかつお茶漬け

海なし県から訪ねた私からすると、お刺身でとっても美味しいのに、お茶かけちゃうなんてもったいない・・・と少々思ってしまうが、こちらが3倍かつおを楽しめる。

そう、最初は、ゴマダレをまとったかつおだけを味わい、つぎにご飯とかつお、そして最後にかつお茶漬け。
贅沢なひととき。

そして、無量寺 串本応挙蘆雪館へ。
串本応挙蘆雪館は、日本一小さい美術館といわれているそうです。
丸山応挙の絵を初めて見たとき、「江戸時代にこんな可愛いふさふさのワンちゃんの絵描いた人がいるんだ・・・」と。
それから、一度は行ってみたいと思っていた。

日本一小さいとはいえ、見ごたえあり!!
ストーリー性もあり、ちょっとした遊びごころなどゆっくり説明を聞きながら絵をみると一層楽しめます。

串本を堪能したら、最後はお土産。
うすかわ饅頭儀平菓舗 本店さんに立ち寄りました。串本応挙蘆雪館からは、歩いて約10分。駅へ向かう途中に立ち寄れるのもうれしい。
芦雪の落款「魚」をかたどった「芦雪もなか」や、橋杭岩をイメージした薄皮まんじゅうは、甘味が抑えられていて美味です。

最後に、ホテルの客室からの朝日の写真を撮ってもらいましたので、旅のおすそわけ。

ホテル客室からの朝日と橋杭岩


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?