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【推しの青年マンガ】BEASTARS(ビースターズ)【連休に読みたいマンガ】

今回は、学習塾の生徒からおススメされた作品ですが、BEASTARS(ビースターズ)というマンガを一気読みしました。



舞台は「草食動物と肉食動物が混じって生活している世界」です。

主人公は、中高一貫エリート校に通う、肉食のハイイロオオカミ。

主人公はちょっとクセのある性格(考え方)をしていますが、それなりに楽しい学校生活を送っていたのですが、そこで、食殺事件(=殺人(動)事件)が起こります。

色々あって、その事件の犯人捜しをすることになってしまう主人公が、様々な人物と出会い・様々な出来事と遭遇し解決することで、自分自身だけでなく周囲の人物も変化していく様子が描かれている作品です。

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皆さんも(一般的・当たり前に)想像出来るように、草食動物と肉食動物がともに暮らす世界では、当然、捕食・被食の関係性が大きな問題になります。

この物語の世界では、その点について「法律」や「医学的な措置」によって、大きな問題にならないような措置を行っています。

しかし、どこの世界でも綺麗ごとだけで上手くいくわけも無く、当然グレーゾーンであったり非合法(見て見ぬふりをせざるをえない)な場所も描かれています。

しかし、清濁併せ吞んでいるような世界であり、様々な問題点を上手くまとめるための制度等が整備されていたとしても、最終的な判断については対象者の「善性」に左右されてしまうことになるので、そこについて様々な考えや行動を描写している部分がとても面白かったです。

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主人公は、なるべく目立たないようにするということを前提にしながらも、部員の間で溝が発生した場合には、その溝を修復しようと努力したり、自分の中の肉食動物としての最低限の本能との付き合い方に苦悩したり、草食動物に恋をしてしまったり…

人間を主人公とした一般的な作品でも描かれるような、少年から大人へなるための葛藤について、草食・肉食動物という立場を絡めるところなどが、新しい視点として読むことが出来とても面白い作品でした。

個人的には、本作品は登場人物の内面・精神的なものの描写が好きだったので、犯人との格闘シーンなど物語の流れとして必要最低限なところ以外に、バトルシーンを多く入れ込むようなことをせず、一気に完結まで進んだところが特に良かったと思います。

変に引き延ばしたり、他の要素を入れ(テコ入れ)ようとしたりといったところが無い・少ない作品は良いですよね。

※この作品の作者さんは、刃牙の作者さんの娘さんなのですね。
作風が似ているような似ていないような…
とにかくびっくりしました。



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今回の画像は【るり˙ᴥ˙】さんからお借りしました。ありがとうございます。



#推しの少年マンガ

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