見出し画像

僕がされて最も困る質問

どう考えたって、11月1日もポッキーの日だと思っています。みなさんこんばんは。

今日は僕がされて最も困る質問を紹介します。それは、「どうすれば子どもに怒らなくて済みますか?」です。

僕にとってはとても不思議なんです。「怒る」という概念が存在していることが。

少し考えればわかることなのですが、成長することに怒ることが必要だと考えているって相当ヤバいんです。怒ることへの線引きを考えている人がめちゃくちゃ多い。こういうことをしたら怒らなければいけない、やる気がないと怒られなければいけない、まず「怒る」が軸にあって、そこから物事を考えている人がめちゃくちゃ多いです。

「怒らないで指導しよう。」と言う人もたくさんいますが、この考え方も本質的には何も変わっていません。「怒る」を軸に物事を考えています。「殴らないで会話しよう。」と言う人がいたら、「ん?」って誰もが疑問に思うはずなんです。僕にとって、「怒らないで指導しよう。」は、「殴らないで会話しよう。」と言っている人と何も変わらないんです。

「怒る」じゃなくて、「叱る」だよね。

これもよくわからないです。「怒る」も「叱る」もそれほど変わらないんじゃないかな、と思います。

とはいえ、「怒る」を意識している人が多いことは無視できません。なぜ「怒る」を意識する人がここまで多いのか、少し考えてみました。

思い通りにいかないから怒る

子どもに怒る人たちを見ていて、最も大きな理由がこれだと思います。「最も大きな」と言いましたが、確率にすると99%くらいです。それくらいダントツに多いです。

「合格したいと言っているけど、勉強しない。」、「勝ちたいと言っているけど、練習しない。」正直、こんな子たちも必ずいます。だからといって、怒っても何も解決しないんです。勉強にしても、練習にしても、頑張らない理由が必ずあります。成長できるイメージが湧かなかったり、なんとなく気が向かなかったり、子どもの数だけ理由はあります。勝手に頑張れる子はそっとしておくだけでいいんです。僕らがしなければいけないことは、勝手に頑張れない子たちを勝手に頑張れる子たちにすること。そのために怒るのではなくて、勝手に頑張ることができる環境を用意することです。成長できるイメージが湧くだけでやる気も出るだろうし、「なんとなく楽しい」と思わせることができたら勝手に頑張ります。

もし、怒ることで頑張ったとしても、それは一時凌ぎにしかなりません。怒る人がいなくなった途端に頑張ることをやめる子もたくさんいます。

「怒る」は、楽なんです。「このままじゃ後悔するぞ!」、「お前のために言ってる!」などの数パターンで済ませることができるので。子どもに合わせた環境を用意することの方が圧倒的に大変です。子どもによって必要な環境は変わるし、同じ子どもでも、日によって必要な環境が変わるからです。

「怒る」という概念が指導者界から無くなることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
「いいね」、「フォロー」してくれると嬉しいです!
#夢  #教育 #指導 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?