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冬春いちご2023 騒動記① 定植苗確保の突然の危機!

冬春いちご2023は、「栽培観察データからいちご栽培の課題を読み解く」の観察記を作るのが主たる目的でしたが、いちご農園をやっていると必ず起こる「滑った、転んだ」の騒動記のコラムも始めることにしました。今回は、騒動記の第1回です。

何?、今シーズン、定植苗がもしかして手に入らない可能性がある?

過去3年間、購入して来た冬春いちご「紅ほっぺ」の育苗生産者から、毎年納品してもらう9月最終週の納品は確約出来ないと連絡がありました。これは悪い知らせ。夏の猛暑で採苗させるランナーの出現数が少ない、苗の病気の蔓延等の理由だと想像出来ますが、要するに、今シーズン、定植苗が手に入らない可能性もあると言うこと? 

さて困ったの心境、その正体は何か? それはライフスタイルの危機

伊豆高原にセカンドライフ移住してきて、高設ベット栽培で1000株程度が定植出来るビニールハウスのいちご農家になった者にとっては、人生の危機とは言えませんが、「移住とWell-Beingライフ」のマガジンを発行している者としては( 「移住とWell-Beingライフの」マガジン こちらクリック)、ライフスタイルの危機なのです。

半農半Xのライフスタイル(ご参照コラム 伊豆伊東に見る幸福論 半農半Xの新解釈 こちらをクリック)  をやろうとしている者のさて困ったの心境の正体は?

・「困った、困った! このままだと私のビニールハウスは、今シーズンは空っぽのまま? 今年の秋から来春まで、一体何をやって暮らすのか?」
(所謂、アイデンティティの危機)

・「自分流に定義いた半農半Xライフが消えて無くなる? 半農はいちご農家、残りの半Xは自悠人だと自慢していた、同窓会やOB会の人たちに何と言い訳する? 」
(所謂、見栄の危機)

・「伊豆高原で一緒にいちごを栽培してくれる仲間がやっと見つかったのに、これからの日常生活、誰と何の話をしたら良いのか?」
(所謂、コミュニティ帰属の危機)

唯一の解決方法は、なりふり構わず定植苗を売ってくれる先を探すこと!

WEB検索して、定植苗をいまからでも売ってもらえるところを探し、片っ端らから電話をかけまくるのは、「移住とWell-Beingライフ、悠々自適のセカンド像」から少しが離れているのは感じながらも、危機感は人をなりふり構わない必死にさせるのでしょう。

電話先は、伊豆半島でHPを持っているいちご農家、長野・山梨でHPをもってる育苗農家、その他、Google検索キーワード「イチゴの定植苗販売」で見つかった先。 家庭菜園用の苗は、「営業目的の購入はお断り」の表記。それと、価格が生産者用ではないのでバツ。

電話の典型的な反応は、
見ず知らずの人から苗を買いたいと言われても答えようがない。
 電話での答えは「余剰の苗はありません。」 
心が優しい人は、電話口でいろいろ相談に乗って頂ける。
 自分のところは余剰の苗は無いが、余剰苗のあるところを教えて頂ける。
親切にも、心当たりを探して連絡を頂ける。
知り合いに声をかけてくれる。その結果をショートメッセ―ジや電話で連絡頂ける。

電話を何軒かしている内に、今年の定植苗が生産地で足りているのか、余剰気味なのか感触がつかめてきますが、今年は、生産地で定植苗が足りていない様子。心穏やかではなくなったが、犬もあるけば棒にあたる。9月最終週迄に定植苗が買える育苗会社がついに見つかる!

品種は定植予定の「紅ほっぺ」ではありませんが、取り合えず購入が出来ることが判明。すぐに注文書、オンライン契約締結の手続きを進めました。新しい品種を育てることになりますが、それも新しいセカンドライフの挑戦と前向きに考えることにしました。

これで冬春いちご2023が始められる! だけど、小さなイチゴ農園の騒動記はこれからいろいろ始まります。

参照マガジン 大人のいちご農園 クリックはこちら

参照マガジン 移住とWell-Beingな暮らし クリックはこちら




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