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伊豆伊東に見る幸福論 半農半Xの新解釈

コロナ渦を経て、半農半Xの新解釈が出ても不思議ではありません。

昨今、農地に関する法改正があり、「半農半X」言う新しい農業形態とライフスタイルを後押しする動きが活発化しています。 伊東市は、農業就業者数はごく少数で、産業としての農業は活発ではありませんが、伊豆高原等の別荘リゾート地も抱えており、家庭園芸以上、専業農家未満の「半農半X」のライフスタイル普及の下地を有しています。

昨年8月に伊豆新聞に連載記事の1つとして掲載され、いとう住もうPT(伊東市 移住促進官民共同プレジェクトチーム)のHPに、続きが掲載されています。
伊東伊豆に見る幸福論 vol .4 (ito-smo.org)

セカンドライフ層、生き方探しの若年層を読者としてイメージして当時記事を執筆しましたが、伊豆伊東に移住して「Well-Being」x「身の丈のいちご農園」のモデルの普及・確立を視野にいれたものでした。

【1】身の丈で自分の城を持つ: 身の丈の生産者規模の施設園芸ハウス

【2】農業をサイエンスするラボ: 施設園芸のいちご栽培は、知的挑戦という研究ライフを目指す人にとっては最高のラボ空間。

【3】栽培と収穫の喜びを共有するいちご談義: お酒を酌み交わしながら夜を徹して語るいちご談義

コロナ渦が過ぎて新しい半農半Xの新解釈は?


首都圏の住宅地に「レンタル農園」と呼ばれた市民農園が盛況と言われています。従来の市民農園の利用料の数倍~10倍の相場。農機具、農業資材が揃っていて、顧客は手ぶらでそのレンタル農園に通う。栽培指導員が派遣されていて、顧客が来れない時は代わりに収穫を引き受ける。 

これらの都市型農業はすでに「サービス産業化」しており、至れり尽くせりのサービスを提供して対価を得るビジネスモデル。首都圏住民の半農半Xと、地域土着型の半農半Xの2極化が進んでいるのかもしれません。 農業人口減少、60歳代を若手と呼ぶ農業界の中で、「腹の膨れない農業」(食料としての農産品をつくる以外の価値を生み出す農業)、「食の小さなバリューチェーン」(自然、健康、学び価値を生み出す農業)が議論されている。 半農半Xが幸福論とより結びついた概念となっているのかもしれません。

Well-Beingを希求する「大人のいちご農園倶楽部」のために「大人のいちご農園」マガジンの再掲載を始めました。


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