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Farm to Table : リゾート地で農園・パティシエ・スイーツ店舗・宿泊施設・食卓を繋ぐ「芳醇な食のバリューチェーン作り」


夏イチゴ試験栽培2023 で挑戦したいこと Farm to Table: リゾート地内での食のバリューチェーン作り

農園で収穫された農産品は、様々なフードバリューチェーン(生産・加工・流通・小売)を介して、食品・料理という形でわれわれに提供されます。フードバリューチェーンは、Farm to Table: 農園から食卓までの食の価値の流れを指しますが、以下の2つの役割を担っています。

・ 食料安定供給のための『大きなフードバリューチェーン』
過去20年以上にわたり、国内の食料安定供給の持続性のため、農業の産業化、農業の大規模化、企業参入、等の政策が進められてきました。これら施策は、農地集約/機械化を通じた農業の生産性向上が狙いです。当該フードバリューチェーンの出口では、チェーンスーパー等小売店が、安定した価格で食材を販売し、チェーンレストラン等の飲食店では、リーズナブルな価格で料理が提供されています。

芳醇でWell-Beingを希求する『小さなフードバリューチェーン』
食料安定供給という社会課題を解決する『大きなフードバリューチェーン』とは別に、人生を豊かにする、Well-Beingライフを希求するための『小さなバリューチェーン』が注目されています。 小さな菜園と、芳醇でWell-Beingライフを実感する食卓を繋ぐ世界と言えます。

夏イチゴ試験栽培2023でまず挑戦したいこと

目指すは、小さな夏イチゴ農園 と ケーキ・スイーツレシピ開発者のコラボ機会作り

パティシエ、ケーキ・スイーツにとって、いちごは通年定番のケーキデコレーション素材ですが、従来、夏季のいちご調達は米国カリフォルニア州からの輸入品、および、長野、北海道、東北地方の少数の夏イチゴ生産品に限定されています。筆者の「紅ほっぺ」いちごの農家視点からすると、現状の夏イチゴが食卓に届くまでの日数・鮮度、距離の長い物流コスト等、様々な課題を抱えています。

リゾート地には、ご存知の通り、移住者と観光訪問者のために、特徴のあるケーキ・スイーツ店、カフェ、料理教室、等の芳醇な食のバリューチェーン拠点が点在しています。 夏イチゴの試験栽培の狙いの1つは、半農半X, 副業的生産者を目指す小さなイチゴ農園と、地域内の食のバリューチェーンの担い手間のコラボ機会を創出することです。 以下が夏イチゴの試験栽培2023で始めたコラボの事例です。 

コラボ①   以下クリック
試験栽培の夏イチゴで、レアチーズのデコレーション

コラボ②  以下クリック
シフォンケーキ店「蒼いねこ」でのいちごサンドシフォンケーキ試験販売

コラボ③
伊東市街地の松原八幡神社で、ITOまなびラボ主催「夏イチゴづくりに挑戦してみよう!」体験プログラムでの夏イチゴタルトの試食会

                              


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