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移住とWell-Beingな暮らし

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Well-Beingな暮らしを希求して移住を考えている人、移住後にも引き続いてWell-Beingライフ実現の姿を探索している人のためのコラム集です。伊東市・伊豆高原をケーススタ…
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#移住

我が家の冬支度

11月に入っても暑さが続き、畑では桃や河津桜が開花と???の日々 立冬を境に一気に寒さが降りてきて慌てて冬支度。伸び放題だった庭木を庭師が6人、2日がかりで草刈り、伐採、そして、鹿対策にフェンスも張ってもらった。 遅れ気味だった薪も大量に運び込まれ薪割の音が山にこだまし、あっという間にラックが埋まった。 玄関の壺の飾り花、例年はツルウメモドキとフォックスフェイスの投げ入れ。 今年はフォックスフェイスが手に入らずあきらめていたら、近所の方からフウセントウワタが届いた。ユ

寄り道

コラムニスト Dancingdoll 朝の散歩。その日の気分と元気度でコースを変えて歩く。最短コースでいつも植木の手入れをしてらっしゃるご主人、ご挨拶したら「柚子風呂入るかね?」と大きな獅子柚を2つもいでくださった。散歩切り上げ早足で戻り、ネットで検索。実が少なく皮とわたが厚いがえぐみが少ないのでママレードにすると美味しい。ということはピールもできるかも。 切ってみると確かに実が申し訳なさそうに少しだけ。 タネとすじを除いて皮を3回茹でこぼしそのまま一晩を3回繰り返し、水を

晩秋の里山の手仕事 その1

コラムニスト Dancingdoll 毎年取り寄せていた山梨の柿農家が高齢と後継者不足で廃業。 農協に頼み込んで何とか今年も大和百目柿100個で干し柿作り。 昨年は100個で35キロ、今年は28キロと少し小さめ。 まだ夏日がある中での作業開始。洗って皮をむいてへたの周りの葉を取って、ひもにかけて、10秒熱湯につけて、バーにかけていく、分担しながら黙々と手を動かす。 手作りの干し台で干すこと2週間。途中3度ほどもんで柔らかさを均等にしていく。 好天に恵まれ、夜の温度

地元食材を使って私だけの行楽弁当

コラムニスト Dancingdoll 今月の料理教室は地産地消。 教えてくださるシェフも習う私たちもみんな移住組。 レシピを見て伊東に来るまでそんな野菜知らなかったで始まった、ヤーコンと菊芋、はやとうり。 朝市やいで湯っ子市場で見かけても調理の仕方がよくわからずスルーしていた野菜たちが今日は主役。 そして伊豆といえば欠かせない鹿肉とキンメダイ。 6人で9種類のレシピを手分けしてこなしていく。 お弁当に詰めるご飯は飾り切りのおにぎり。 細かな作業に2人がかりで悪戦苦闘し

ニホンミツバチの7つの秘密

「みつばちたちの秘密」と題したワークショップが、10月21日にいとう・住もうPT(移住促進官民プロジェクトチーム)主催で開かれました。その際に同PTの座長で、伊豆高原みつばち倶楽部の山本文夫氏が話された「ニホンミツバチの7つの秘密」の内容を以下に掲載します。    山本文夫 秘密1.働きバチのいのちは約40日、生まれてすぐには幼虫の世話や、巣作り、貯蜜などの内勤の仕事をして、寿命が短くなると外に出て蜜や花粉を集める仕事に変わります。外勤は外敵に出会って死ぬ確率が高い、それは

私と夏いちご

コラムニスト Dancingdoll 4月末に夏いちごの試験栽培に挑戦してみませんか?という記事が伊豆新聞に小さく載った。 夏に苺が採れるなんて面白そうと軽いノリで参加。実はとてもまじめに本格的なミッションを持っていることに気づき場違いな自分にどうしようと焦り、気持ちはあとずさりした。 でも自分で育てたイチゴでスイーツを作ってみたいという気持ちが勝りにわか苺農婦に。 育てる中で一番感じたのは子育てと共通することが多い、というよりそのまま。成長過程でほかの方のアップした苗

お帰り、わが相棒

コラムニスト Dancingdoll こねる音がおかしい!そう思って覗いた途端、急に早く回りだしボールから粉が飛び散った。最近いつもとは少し違う音がしていたので気にはしていたのだが。    さて、どうしよう!13年、途中一度モーターの修理に出しているのでもう寿命かなという思いが頭をよぎった。家電品の部品の保管は10年というのが今の日本では常識。買い替えるしかないかなとネットで検索。    その中にBOSCHのキッチンマシン。我が家のとほとんど変わっていない、ボールがステ

最初の質問は 長田弘

今日、あなたは空を見上げましたか? 空は遠かったですか。近かったですか。 雲はどんな形をしていましたか。 風はどんなにおいがしましたか。 あなたにとって、いい一日とはどんな一日ですか。 で始まる。 今の時期は日本古来の自然のリズムでいうと寒露。初秋、中秋に始まり、今は晩秋。 本格的な秋の始まり、草木に冷たい露が降り、空気が澄んで秋晴れの日が多くなり、夜空に輝く月が見られると。 都会に住んでいるころはそんなに空を見上げていただろうか? こちらに住まいを移してか

フェンネルシードの収穫

コラムニスト Dancingdoll フェンネルは標高200M、海風が吹き寄せる我が家の庭は居心地が良いらしくこぼれ種からたくさんの芽が出てあちらこちらで花を咲かせる。冬には枯れてしまうが、春になると一斉に顔を出す。 東京のイタリア人シェフにその話をしたら目を輝かせて「羨ましい!伊豆高原に住みたい」 イタリアでは料理だけでなくしょっちゅう口に含んでその甘い香りとほんのり苦みを楽しむのだとか。 名古屋のショールームで仕事していた頃、目の前のパン屋さんで人気のライ麦とキャラ

黄金の一滴

コラムニスト Dancingdoll 伊豆急がこの地でオリーブ栽培を始めて10年、初の収穫祭が開催され一般参加者が体験したと今朝の伊豆新聞の一面トップに。 我が家もこちらに住まいを構えた時に庭師に頼んで2本のオリーブの樹を植えてもらった。毎年春に小さな可愛らしい花をたくさん咲かせ、秋には鈴なりに実をつけた。晩秋の柔らかに日差しを受けてオリーブの実を摘むのが我が家の実のなる樹の収穫の始まりだった。 ある年、急に元気がなくなり、注意深く見てみると、根元に木屑のようなものが。穴

『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』第5回 大自然からの恵み

いとう住もうPT 移住促進官民共同プロジェクトチーム 座長 山本文夫 わが家の南斜面はミズナラの林、そこにワラビが3月から6月まで続々と新芽を伸ばしてきます。ワラビは洗ったら重曹をかけ、熱湯を注いで蓋をして冷まします。煮つけにしても、酢醤油で食べてもおいしい。 この10年、竹藪が放置されていることが多くなりました。借りた畑の地主さんから、竹藪を整理してほしいと頼まれました。その代わりに太い孟宗竹のタケノコを掘り放題です。 明日葉、タラの芽やフキノトウはどこにでも生えてい

『畑のある暮らし 楽しい自然の恵み』連載コラム 第4回 畑で何を作るか

ジャガイモや大根などは作りやすくていいのですが、これらが収穫できる時にはとても安い値段で売られています。きゅうりはもぎたてを氷水につけて、お味噌をつけて食べる、そこで輸入の種から野菜を育てる、スーパーで手に入らない野菜をつくるのは自宅菜園ならではの楽しみです。 イタリアの赤ダイコン、白ニンジン、ビーツ、トマトはお勧めです。特にエアルーム(先祖伝来)の種はその国、その土地の物語を感じます。イタリアのトマト「牛の心臓」は必須です。 夏のある日のこと、畑の脇で白人の若いカップル

ニホンミツバチの秘密・・5万匹の蜂と暮らす

特別寄稿 山本文夫氏  いとう・住もうPT 移住促進官民共同プロジェクトチーム 座長 1.ニホンミツバチを飼う、それは家族が増えること15年前、伊東の小室山に中古の別荘を購入しました。リビングルームから箱根や富士山、そして相模湾を越えて三浦半島、房総半島が一望できる絶好のロケーションです。 4月のある日、週末に東京から来て2階の雨戸をあけようとすると、戸袋に雨戸が入りません。よく見ると戸袋の中からたくさんの蜂が出入りしています。地元の方が「それは日本固有のニホンミツバチです

「みつばちたちの秘密」いとう住もうPT ワークショップ開催

いとう住もうPTが、みつばちたの秘密について学ぶ機会を提供 いとう住もう移住促進官民共同プロジェクトチームは、「移住相談・魅力発信・交流会」、「自然と触れ合う暮らしの実践・紹介」、「サステナブルな街づくりのための提言・提案」の活動を行っています。 「自然と触れ合う暮らしの実践・紹介」活動については、 海・山・温泉の魅力あふれる伊豆伊東の暮らしを豊かにする活動を実践しています。アサギマダラ蝶の飛来観察・ニホンミツバチの養蜂、夏冬のいちご栽培、オーガニック野菜栽培など、実際