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菜園&リゾートライフ

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菜園のあるWell-Being ライフを共に学び、考え、試してみたい方にお勧め。  掲載するコンテンツは、 ◆ リゾートで出来る「畑のあるライフスタイル」の実際を紹介     ◆… もっと読む
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#菜園

四日市の畑から

毎年この時期、四日市の友人の畑から宅急便が届く。 落花生、さつまいも、太秋柿、そして日本ミツバチの蜂蜜。大きな段ボール箱にどっさり。 去年お裾分けしたご近所さんは、落花生の甘みのある美味しさに感激、粒をいくつか残しておいて、今春畑に植えたら、たくさん実った。収穫して薪ストーブの火でガラガラ煎って食べると最高なのよといたくお気に入り。 我が家も生を茹でてお酒のつまみに、残りは天日干しして段ボールに入れて冬場まで保存。甘みと香りが際立って美味しくなる。 さつまいもは今人気のシルク

薪ストーブのある暮らし

チムニー・スィープがやって来た 2年に一度の煙突掃除、はるばる知多半島から車を飛ばしてやってくる。最初の頃は屋根に登っての作業。海風が吹くこの辺りでは落ちないかとヒヤヒヤした。 4年前、真夏にやって来た時は、こんな暑い時に屋根に登ったら焦げてしまいそうと心配したら、大丈夫、秘密兵器見つけましたとニヤリ。室内での作業に切り替わった。プラスチックの羽がぶんぶん回って煤をこそげ落とすのだそう。その時は薪ラックやバケツも片付けでの作業。 昨年やって来た時は道具も増え、巨大な掃除

『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』第5回 大自然からの恵み

いとう住もうPT 移住促進官民共同プロジェクトチーム 座長 山本文夫 わが家の南斜面はミズナラの林、そこにワラビが3月から6月まで続々と新芽を伸ばしてきます。ワラビは洗ったら重曹をかけ、熱湯を注いで蓋をして冷まします。煮つけにしても、酢醤油で食べてもおいしい。 この10年、竹藪が放置されていることが多くなりました。借りた畑の地主さんから、竹藪を整理してほしいと頼まれました。その代わりに太い孟宗竹のタケノコを掘り放題です。 明日葉、タラの芽やフキノトウはどこにでも生えてい

『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』連載コラム 第1回 めざす早期リタイア

いとう・住もうPT(移住促進官民共同プロジェクトチーム)の山本座長に 『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』と題して、連載コラムをお願いしましたが、いよいよ以下の通り第一回が始まりました。 連載コラム第1回 めざす早期リタイア 1978年、当時32歳、米国のフィラデルフィアに滞在中に、米国人の同僚たちが夕方5時には家に帰り、ガーデニングや家屋の増改築など本格的なDIYを楽しみ、夜8時に家族がみなそろって食事をする。しかも50歳でリタイアすることを目標にしているのを身近に見ま

四季折々マイガーデンからの贈り物⑥ やまもも

コラムニスト Ms. Dancingdoll 今週の朝ドラのタイトルはヤマモモ。主人公達がヤマモモの甘露煮を味わいながら故郷に想いを馳せるシーン。 伊豆高原ではとても親しまれている木で蓮着寺には樹齢1000年 と言われる巨木も。我が家にも植っている。実は小さく、タネが大きく実離れが悪いのでジャムにしても種を取り除くのに手間がかかるのでシロップに。 うっとりするような美しい赤蘇芳色の仕上がり。炭酸で割ってレモンを搾ってお気に入りのワイングラスに。 寝る前のひと時読みかけの本の

夏イチゴ試験栽培2023 準備④ 屋外プランター栽培環境

生産性が高い高設栽培システム vs 屋外プランターの違いは? 試験栽培2023に参加されたメンバーの株数は、2株~20株。各々での栽培環境に見合った試験栽培に挑戦頂いたが、2株用と1株用のプランターを各人で選択とした。(両方のプランターを利用の方も有り)。  2つの特質については ① 移動の簡便さ:1株用は軽い。家庭栽培での日当たりの調節、強風雨の際の移動含めて軽量さの違いがある。 ② 株間の課題:2株用は充分なな株間を取って定植するようにしたが、夏の草勢が強い時期は

夏イチゴ試験栽培2023 準備② 栽培環境の選択肢を考える

伊東・伊豆高原の地域特性から、家庭菜園、副業型就農のための栽培環境・方法を考えた。 参照試験データが豊富なトマト、イチゴ等の施設園芸産品 いちごは果菜類の中で出荷金額では、トマトに次いで2番目に大きな農産品である。 1990年代から、自治体・JA等で品種開発が進み、各自治体(県単位が多い)が、差異化のために独自品種を商品化し、自治体内のいちご生産者に「栽培ガイドライン」資料と共に、営農指導・産地ブランド強化を図っている。  静岡県では、「紅ほっぺ」の特性と栽培技術 ~試

夏イチゴ試験栽培2023 準備③ 成育方法/観察ポイントを考える

栽培管理の課題を見つけるための生育方法/定点観察ポイントを決めた。定植初期の4月ー8月の栽培期間中間点での傾向 いちご栽培に占める「育苗」管理の重要さ いちご栽培には「育苗の栽培管理」と「定植後の栽培管理」の2つの管理プロセスがあるが、育苗の生育管理が定植後の生育・収穫に大きな影響を及ぼすことは、いちご生産者が身に染みて実感していることである。 試験栽培の参照文献である「紅ほっぺ」の特性と栽培技術 ~試験データから読み取る栽培管理~ 静岡県農林技術研究所著、「信大 BS8

夏イチゴの試験栽培 2023 準備① プロジェクトの仲間作りに着手

『夏イチゴの試験栽培2023  活動ミッション』の記事(こちらクリック)で以下の4つの狙いをご説明しました。 2023年4月、いとう・住もうPT(伊東市在の移住促進官民共同プロジェクトチーム)とITO学びラボのイニシアチブもあり、プロジェクト仲間作りが始まりました。 狙い① 『伊東・伊豆高原は、夏イチゴ栽培に適しているか?』 狙い② 『夏イチゴの特性を活かしたレシピ作り』 狙い③ 子供向けの食育教育の学びコンテンツづくり 狙い④ 移住・就農者(副業就農者等)向け栽培データ収