鬱病になったきっかけ
なぜこんなところにいるのか。なにもわからないまま気がついたら雪山の中にいて、「働く」というとても新鮮な作業をしている。
日本で一番安い長崎の一軒家に半年ほど住んでいて、一週間に一度買い物に出かける以外は家の中に籠もりっきりという生活を続けていたら、いろいろと精神がおかしくなってきた。
まず息が苦しい。特に運動などはしていないのに息が苦しくなる。息を吸っているのに呼吸をしている気がしない。息苦しくなり、嫌な汗がだらだらと出てくる。俺はこのまま死んでしまうのか、という焦燥に駆られる。
本屋で立ち読みをしていて屈んだ時に目眩がする。そんなに長時間立ちっぱなしという訳でもないのに、立ち上がる時にくらっとする。
食欲も沸かないし、寝ても寝た気がしない。
これらの症状を検索したら鬱病だった。