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秋の定例勉強会「アフリカ・アジアの宗教性に関するターミノロジーについての比較」11月19日(日)・12月3日(日) 

 下記の通り定例勉強会を行います。
公開勉強会としていますので、関心のある院生、研究者の皆さまにも参加いただけます。参加希望の方は京都大学阿毛(amo.kae.6c@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。Zoomアクセス情報などをお送りいたします。

第1回
日時 11月19日(日) 14~16時
場所 慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟地下一階 第3会議室
 
第2回
日時 12月3日(日) 10~12時
場所 京都大学吉田キャンパス 稲盛財団記念館3階 小会議室1
 
研究課題 
 近代化以降のアフリカ・アジアでは、国民国家、民主主義、自由主義経済、政教分離という西洋的な政治・経済システムが健全とされ一般化されてきたが、同時に日常生活空間に根付いた「実践宗教」が相互扶助など「下から」の政治の在りかたからよりパブリックな政治に至るまで、様々なレベルでの政治プラクティスを再発明(re-invent)してきた。本研究は、アフリカ・アジアの異なる事例について ①ドメスティックな空間における実践宗教によってどのように「下からの」政治プラクティスが醸成されているかについて文化人類学的手法を基礎とした研究を行い、②それぞれの事例における媒介活動や社会システムとの関わりを類型化することでマクロな政治の場とのつながりについて比較分析する。また、③従来の政治学や社会学が前提としてきた西洋的な枠組についてアフリカ・アジア発の見地から包括的かつ批判的に検証することで、より普遍的かつオルタナティブな社会システム理解を提起することが本研究の目的である。
 
今回の勉強会は、2回に分けて研究分担者それぞれのフィールドにおける「宗教(Religion)」「宗教性(Religiosity)」といった単語について、比較し議論を行う。
 
その中で、
1)   これらの単語がアフリカ、アジアにおけるそれぞれの現地の言語において、社会における民衆レベルの認識においてどのように汎用されてきたか
 2)   現地の学術界を含む、当該地域の研究においてどのように宗教概念が定義され使用されてきたか
 以上の2点に着目し、比較議論を行う。
 
11月19日(日) 14~16時
※対面の場所 慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟地下一階 第3会議室
参加予定
樫尾直樹(慶応義塾大学) 、阿毛香絵(京都大学)、野中葉(慶応義塾大学)
丹羽充(共愛学園前橋国際大学)、島薗 進(大正大学)、浜本 満(一橋大学)、飛内 悠子(盛岡大学)、山下 博司(東北大学)
 
12月3日(日) 10~12時
※対面の場所 京都大学吉田キャンパス 稲盛財団記念館3階 小会議室1
参加予定
樫尾、阿毛、島薗、サコ、丹羽、浜本、梅屋潔(神戸大学)、秦兆雄(神戸市外国語大学)

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