宗教性と現代社会空間(ReSM)

京都大学アフリカ地域研究資料センターの科研勉強会です。アジアとアフリカの共同研究を通し…

宗教性と現代社会空間(ReSM)

京都大学アフリカ地域研究資料センターの科研勉強会です。アジアとアフリカの共同研究を通して現代の生活空間に生きる宗教性を理解することをテーマに、「実践宗教による下からの政治プラクティス」に焦点を当てた研究を進めています。 管理人阿毛香絵(京都大学アジア・アフリカ地域研究研究科)

マガジン

  • アフリカ・アジア宗教性(勉強会ログ)

    勉強会で議論したことをログで掲載していきます。 【研究会メンバー】 阿毛 香絵 (京都大学) ログ担当 樫尾 直樹 (慶應義塾大学)  ウスビ サコ (京都精華大学)  梅屋 潔 (神戸大学) 秦 兆雄 (神戸市外国語大学)  島薗 進 (大正大学)  飛内 悠子 (盛岡大学)  浜本 満(一橋大学)  丹羽 充 (共愛学園前橋国際大学)  野中 葉 (慶應義塾大学)  山下 博司 (東北大学)

  • 勉強会アナウンス

    これからの勉強会についてのアナウンスです

最近の記事

「アフリカアジアの宗教性に関するターミノロジー」比較がとても面白い(後半)(第1回、第2回勉強会まとめ)

前回の記事↓でお話しをはじめた、アフリカ、アジアの宗教性比較の続きです。 近代国家と西洋的「Religoin」概念に対する「アガマ」(インドネシア)、「ダルマ」(インド、ネパール)「宗教」(日本)…  現地の宗教概念や宗教という語の定義を捉える上でもう一つ、非常に重要なのが、近代西洋との接触と、近代国家として社会が成り立っていく経緯、その中で政治的、社会的に定義されてきた西洋の「Religion」(英語や仏語)と比較・対比、あるいは同義化されるための宗教概念です。  そも

    • 「アフリカアジアの宗教性に関するターミノロジー」比較がとても面白い(前半)(第1回、第2回勉強会まとめ)

      今週末の第3回目の勉強会を前に、第1回目、第2回目の勉強会で気づいた点、面白かった点についてまとめました。 発表者の先生方 11月に慶應義塾大学で実施した第1回目の勉強会では、インドネシア研究の野中葉先生(慶応義塾大学)、ネパールの宗教x政治研究の丹羽充先生(共愛学園前橋国際大学)、ケニアのドゥルマ社会における呪術を研究されている浜本 満先生(一橋大学)、インド研究の山下 博司先生(東北大学)と、セネガルのイスラームやスーフィズムを研究している阿毛香絵(報告者・京都大学)

      • 定例勉強会「アフリカ・アジアの宗教性に関するターミノロジーについての比較」Vol3開催決定!

        (前回の議論が白熱いたしましたので、第3回目開催の運びとなりました) 下記の通り定例勉強会を行います。 公開勉強会としていますので、関心のある院生、研究者の皆さまにも参加いただけます。参加希望の方は京都大学阿毛(amo.kae.6c@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。Zoomアクセス情報などをお送りいたします。 研究課題   近代化以降のアフリカ・アジアでは、国民国家、民主主義、自由主義経済、政教分離という西洋的な政治・経済システムが健全とされ一般化されてきた

        • 秋の定例勉強会「アフリカ・アジアの宗教性に関するターミノロジーについての比較」11月19日(日)・12月3日(日) 

          下記の通り定例勉強会を行います。 公開勉強会としていますので、関心のある院生、研究者の皆さまにも参加いただけます。参加希望の方は京都大学阿毛(amo.kae.6c@kyoto-u.ac.jp)までご連絡ください。Zoomアクセス情報などをお送りいたします。 第1回 日時 11月19日(日) 14~16時 場所 慶應義塾大学三田キャンパス 研究室棟地下一階 第3会議室 第2回 日時 12月3日(日) 10~12時 場所 京都大学吉田キャンパス 稲盛財団記念館3階 小会議

        「アフリカアジアの宗教性に関するターミノロジー」比較がとても面白い(後半)(第1回、第2回勉強会まとめ)

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        • アフリカ・アジア宗教性(勉強会ログ)
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        • 勉強会アナウンス
          6本

        記事

          アフリカ・アジアの実践宗教による「下から」の政治プラクティスに関する人類学的研究 6月定例勉強会

          (旧ブログに2023年6月10日に掲載された記事をアーカイブのため転載しました) 定例勉強会のお知らせです。関心がある方は登録のうえ参加いただけます。 科研基盤研究B (2023–2026) 定例勉強会 日時 2023年6月17日(土) 場所 京都大学稲盛財団記念館3階小会議室1 ハイブリッド開催 ZOOM登録用URL (要事前登録) https://kyoto-u-edu.zoom.us/meeting/register/tZIkdu-srjouE9RhqN6RhVPU9

          アフリカ・アジアの実践宗教による「下から」の政治プラクティスに関する人類学的研究 6月定例勉強会

          【研究会紹介】アフリカ・アジアの実践宗教による「下から」の政治プラクティスに関する人類学的研究」科研基盤研究B (2023–2026)

          『宗教性と現代社会空間』ReSM勉強会は、京都精華大学萌芽的研究助成を得て2020年から2023年まで、国内外の研究者の参加を得て、同学のアフリカ・アジア現代文化センター(CAACCS)の研究プログラムとして研究活動を進めました。 2023年からは科研費を取得し、CAACCSとの提携を続けながら基点を京都大学京都大学アフリカ地域研究資料センターにプログラムの基点を移して研究を続けています。 「宗教性と現代社会(RESM)」研究会 現代人の生活空間から宗教は排除されたのか?

          【研究会紹介】アフリカ・アジアの実践宗教による「下から」の政治プラクティスに関する人類学的研究」科研基盤研究B (2023–2026)

          京都精華大学萌芽的研究助成(2020-2023)2021年度 活動報告

          (旧ブログに2023年2月12日に掲載した記事をアーカイブのために転載しています) 研究期間  2020年 6月 1日~2023年 3月 31日 ( 36カ月) 2021年度 新型コロナウイルスの影響をうけ、海外におけるフィールド調査の実施はできなかったが、文献調査と国内における調査を中心に行い、2021年8月に京都精華大学が主催する「第12回アジア研究国際大会(ICAS12)がオンライン実施され、本研究プログラムでパネル発表を行った。 ICAS12 Religion

          京都精華大学萌芽的研究助成(2020-2023)2021年度 活動報告

          京都精華大学萌芽的研究助成(2020-2023)2020年度活動報告

          (旧ブログに2023年2月12日に掲載された記事をアーカイブのために転載しています) 2020度は、新型コロナウイルスの影響をうけ、当初予定していた海外からのゲストを招いたワークショップや海外でのフィールド調査の実施はできなかったが、本研究の定期勉強会を立ち上げた。2020年10月にハイブリッド型での勉強会、そして2021年3月にはオンラインでの勉強会と、年度内に二回の勉強会(日仏逐次通訳)を開催し、国内外の研究分担者および研究協力者が参加した。 以上の勉強会に関しては、共

          京都精華大学萌芽的研究助成(2020-2023)2020年度活動報告

          【公開ワークショップ】アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性」

          (旧ブログに2023年2月7日に掲載された記事をアーカイブのために転載しています) 以下のように公開ワークショップを開催いたします。 どなたでも参加できますので関心がありましたら、ぜひ参加ください。対面、オンライン共に参加登録が必要です。(参加無料) ワークショップ資料↓ 公開ワークショップ 京都精華大学 萌芽的研究助成 アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性」 (最終勉強会) 2023年2月12日 14:00 – 16:30 形式 対面・オンラ

          【公開ワークショップ】アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性」

          【公開勉強会】アフリカ・アジアの宗教性と現代社会空間 梅屋潔(神戸大学)山下博司(東北大学)

          (旧ブログに2022年10月11日に掲載された記事をアーカイブのため転載しています) 研究会資料↓ アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性(ReSM)」では、従来の「宗教」というくくりでは捕らえきれないモラル、精神性あるいはライフスタイルとしての宗教性が、現代社会において新たな形で個人、集団の生き方を形成しているという認識に基づき、これを「空間」という軸からとらえ、理解する試みをしていきます。本研究は2020年度より萌芽的研究助成を得て、京都精華大学

          【公開勉強会】アフリカ・アジアの宗教性と現代社会空間 梅屋潔(神戸大学)山下博司(東北大学)

          公開勉強会・進捗報告会 2月26日 樫尾直樹「沖縄の霊性風土ー宗教学方法論の再検討のために」

          (旧ブログに2022年2月25日に記載された記事をアーカイブのため転記しています) 公開勉強会  アジア・アフリカ比較共同研究「現代社会の生活空間における宗教性(ReSM)」 研究進捗報告 樫尾直樹 「沖縄の霊性風土ー宗教学方法論の再検討のために」 日時 2022年2月26日 17:00-19:00 オンライン開催 参加 URL : https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_PoytvT7RSX2l_QiE8hm0Lg (上の

          公開勉強会・進捗報告会 2月26日 樫尾直樹「沖縄の霊性風土ー宗教学方法論の再検討のために」

          「第12回アジア研究国際大会(ICAS12)」アーカイブ(英語記事)

          (旧ブログに2022年2月10日投稿された記事の再投稿です) 「宗教と現代社会空間」研究会では、2021年8月24日(火)~8月27日(金)に開催されたアジア研究国際大会でパネル参加をしました。以下パネル概要やアーカイブを掲載します。 アジア研究国際大会(ICAS)について 「アジア研究国際大会(ICAS)」は1998年から2年に1度開催されている、アジアを中心としたあらゆる分野の研究者が約1500人集う大規模な国際会議です。本会議は、オランダ・ライデン大学に本部を置くI

          「第12回アジア研究国際大会(ICAS12)」アーカイブ(英語記事)

          勉強会アーカイブ「神秘主義と呪術」 Mysticisme et Pratiques Magiques

          2021年3月26日アジアアフリカ・宗教と現代社会空間 勉強会Vol2 Séminaire ReSM (La religiosité dans la société moderne) ↓下の動画をクリックして再生

          勉強会アーカイブ「神秘主義と呪術」 Mysticisme et Pratiques Magiques

          【新刊 / Publication】Spirituality as a Way: The Wisdom of Japan

          「これは人の意味とはなにかの探求に関する日本的パースペクティブである」ロイ,デイヴィッド (宗教・倫理・社会学博士、禅師、作家) ‘Japanese perspectives on the quest for what it means to be human’ David R. Loy – Zen Master / Award-winning author of Ecodharma 本研究プログラムの研究員である樫尾直樹(慶應義塾大学)先生の著書が2021年3月29日付

          【新刊 / Publication】Spirituality as a Way: The Wisdom of Japan

          2021年3月26日第2回勉強会「神秘主義と呪術」

          (旧ブログ内容を転載しています) アジア・アフリカ比較共同研究 「現代社会の生活空間における宗教性」 Séminaire ouvert : Religiosité et espaces de vie dans les sociétés modernisées -Perspectives depuis l’Afrique et l’Asie – Vol. 2  第二回勉強会 「神秘主義と呪術」Mysticisme et Pratiques Magiques 日時 2021年

          2021年3月26日第2回勉強会「神秘主義と呪術」

          2020年10月24日勉強会資料・記録映像

          (旧ブログの内容を転記しています) 2020年10月24日に以下のように勉強会が開催されました。勉強会資料と記録映像を公開いたします。 (研究会記録映像↓) 日時 10月24日  Date : 24 octobre 2020 場所 京都精華大学 / オンライン開催(ハイブリッド型開催) Lieu : Université Kyoto Seika / En ligne プログラム17 :00  GST (8 :00 GMT)   セミナー紹介 メンバー自己紹介 17

          2020年10月24日勉強会資料・記録映像