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【知らなきゃ損】何度も転職を繰り返さないためにやるべきこと


1 【最初に】この記事を読んで頂きたい方


この記事は、以下の悩みを持っている方向けに書いています。
・転職の回数が多い
・1年以内に辞めてしまうことがある
・なぜか仕事を長く続けられない
・これまでテキトーに会社・仕事を選んできたと感じている

2 【この記事を読むと得られること】

・すぐに転職を繰り返してしまう原因
・すぐに転職を繰り返す人の仕事の選び方
・無駄な短期離職をしないための対策と考え方

3【すぐに転職をするデメリット】

そもそもなぜすぐに転職をするとまずいと考えてしまうのか?
 
すぐに転職をすることのデメリットを、
会社目線(採用側の目線)と自分(雇用される側)それぞれから見ていきましょう! 

【会社目線でのすぐ転職をしてしまっている人の見え方】
・またすぐに辞めてしまうリスク
・何か嫌なことがあった時に辞められる可能性が見える
・仕事を任せることへ不安がある
・突発的な思いつきや感情に流されやすいというイメージを持たれる
・転職市場にて“社会的な信用”が低い
・この人(短期離職をしている人)自体に何かしら問題があるのでは? 

こういった見え方をされてしまうんです。
 
例えば、何度も何度も結婚と離婚を繰り返している人がいたとして
その人と結婚しよう!というのは勇気がいりますよね?

周りからの見え方としても、またすぐに離婚してしまうのでは?
我慢ができないのでは?
その人に何か問題があるのかな?といった目線になってしまうのと一緒なんです。
 
では自分目線ではどうでしょうか?
 
【自分目線でのすぐ転職をしてしまうことのデメリット】
・転職市場にて社会的な信用が落ちる
・スキルが育たない
・経験が積み上がらない
・マネジメントなどのポジションにつく経験がない
・なぜ辞めたのか?を毎回聞かれ納得が得られることは少ない
 
もちろん、体調面の理由やあまりにも会社がブラックな環境である場合、
無理をして仕事をする必要はありません。
ですが、採用側からすれば「入社する前に分からなかったの?」「もうちょっとよく考えて入れば良いのに」
といった印象は持たれてしまうんです。
 
また、すぐに転職することをを繰り返していると仕事の第一歩・表面的な部分のみの経験ばかりになってしまうためスキルや実績、経験などが積み上がりません。

その結果、“あなたを雇う理由=市場価値”が向上しないため年齢が30歳以降、
転職することや復職をすることなどが難しくなっていきます。
 
これを読んでいるあなたが社長だとして考えた時、
30代で大したスキルも経験もなく、転職歴も多い人と
20代で何もスキルも経験もないが転職歴が少ない人であれば
20代の人を採用するでしょう。

悲しいですが、これが現実なんですね。

年齢に見合ったスキルや経験・ポジションが育たないことも
すぐに転職することを繰り返すことの大きなデメリットの1つです。

4【すぐに転職!を繰り返してしまう人の仕事の選び方】

すぐに転職をすることのデメリットは分かった!となっているでしょう。
 
ここでは、すぐに転職!を繰り返していく人の仕事の選び方について説明していきます。
僕も多くの方のキャリア相談を受けてきた中で、
すぐに転職!を繰り返していく方の特徴をまとめました。

  • 転職すること・入社することがゴール

  • 入社後の事のイメージがない

  • 過度に会社に期待をしている

  • 入社後にやりたいことがない

  • 会社を辞めた理由と転職先に求めることが違う

  • 給料や働き方など入社後など目的が短期的

短期離職を繰り返す人の特徴、当てはまっていたら要注意です!
1つ1つ見ていきましょう!

転職すること・入社することがゴール

会社を辞めたい!とりあえず転職をしたい!という気持ちが先行しすぎて「会社を辞める」がゴールとなっており、その後については考えていないパターンです。

入社後の事のイメージがない

これは会社を辞めることがゴールになっているのと近いですが、入社後に何をするのか?どうなっていきたいのか?がなければ、仕事のモチベーションは一気に下がっていきます。
 
過度に会社に期待をしている
転職さえすれば一気に問題が解決する!転職先は一切の妥協がなく、完璧な会社だ!と考えて入社してしまうと大きなギャップに耐えられずにすぐに転職!という事態に繋がってしまいます。
会社は仕事をしにいく場所であり、あなたのための場所ではないと理解して入社することです。
 
入社後にやりたいことがない
仕事は1日8時間もあります。そのため入社がゴールになると転職後の仕事の時間が苦痛で仕方がありません。入社後にやりたいことは何か?を考えた上で入社していきましょう。
 
会社を辞めた理由と転職先に求めることが違う
これはあるあるです!例えば残業時間が長い、給料が安いのが嫌だ!という理由で転職をしたのに、転職先には新しい仕事の経験や、有名さ、大手で働くこと!など“辞めたい理由”と“入社したい理由”が異なっている場合、大概ミスマッチが生まれすぐに転職!に繋がります。
 
給料や働き方など入社後など目的が短期的
給料を上げたい!もっとワークライフバランスを改善したい!と思って会社を選んだとしましょう。入社して1ヶ月、給料も少し上がった、働き方も改善された後、何のためにその会社・仕事を頑張りますか?
入社した時の目的や転職の目的は叶ってしまえば少しずつ価値を失っていきます。
入社してすぐに叶うこと基準に選んでしまうことはすぐに転職する事態を招きます。
 
このように、すぐに転職を繰り返す人には、実は仕事の選び方にそもそも問題があるんですね。 

分かりやすい例でいえば、男女の恋愛で付き合って別れてを繰り返す友人がいるとしましょう。

恋愛でそこまで真剣に考えることはないかもしれませんが…笑
・なぜ何度も別れているのか?
・今回、付き合う時にどこを良いと思ったのか?
・付き合っている中で完璧を求めていなかったか?
・その人と付き合っていく中で、内面のどんなところに惹かれたのか?

など分析をしなければ同じことの繰り返しになってしまう可能性は高まりますよね?
(※もちろん付き合うのがゴールならOKです!笑)

 「なぜそうなったのか?」の原因を分析しないまま対策は出来ませんし、
結果も同じことの繰り返しになってしまいます。

実は、仕事選びと恋人やパートナー選びはとても近いものがあります。
会社を恋人だと思って選んでいくと良いですよ!

5【無駄な転職をしないための対策と考え方】

では、どうすればすぐに転職をしなくなるのか?
職場環境が良くて、仕事も楽しければ長く働けるけどそんな会社・仕事はなかなかない…
そんな風に考えてしまっていませんか?
 
当たり前ですが、“完璧な会社”を探してもなかなか出てきません。
ですが、実はキャリア相談に来る方の多くは知らず知らずに“文句なしに完璧で、定年まで満足して働ける会社”を探してしまっているんです。
 
それではすぐに転職をすることの繰り返しになってしまいます。
 
だからこそ、長期的に勤めるために入社後3年程度の目的を設定し、
仕事・会社を自分の目標達成のためのステップとして捉えることです。
 
ここからはすぐに転職をしてしまう“無駄な転職”をしないためにすべきことを説明していきます!


■転職後の成長を具体化
そもそも無駄な転職とは何か?
 
・働いたのにスキルがつかなかった
・働いたのに実績が出なかった
・働いたのに市場価値も上がらなかった
・入社前と入社後でスキルも能力も変わっていない
 
こういったものが“無駄な転職”につながっていきます。
 
つまり、短い仕事の間であっても
・スキルがついた
・実績が出た
・市場価値が上がった
・入社前と比べて、出来ることが増えた
 
こうなっていれば“次に繋がる転職”になります。
 
まず無駄な転職をしないための対策の1つ目は、
入社したら得られるスキルや経験・実績を具体化した上で入ることです。
 
入社や転職することがゴールとなっている人の特徴は、
・転職先でどんな仕事をするのか?
・どう成長ができるのか?
・どんな実績が手に入るのか?
を曖昧なままでも気にならずに転職してしまいます。
(入社・転職がゴールとして考えたい人は良いのでしょうが…)
 
ですが、大切なのは“転職後に働き始めた時”そして“どう成長できるか?”です。
転職後にどうなれるのか?を具体化することは忘れないようにしましょう。
 
■得られるスキルや実績・経験を基準にする
また、転職後どうなれるのか?が大切という面から考えてみると
“成長やスキルアップ”などをイメージしていきますよね!
逆に、転職してすぐに叶ってしまうことを転職の目的にすることは危険です。
 
例えば、ワークライフバランスを整えたい!給料を上げたいとなったとしましょう。
転職後すぐに、ワークライフバランスが改善され給料が上がってしまったら、
元々設定していた転職をした目的は達成されるため、仕事のモチベーションは落ちていってしまいます。
その結果。仕事のやる気が出ずに転職をしたくなるという悪循環にハマってしまいます。
 
また、給料の高さに飛びついて転職をしたけど仕事がきつすぎて早く辞めてしまう方が
こういったパターンに当てはまります。
高い給料が手に入ったあと、仕事のモチベーションを維持することはできず
結果的に、入社後にすぐに転職という形になってしまいます。
 
男女間で言えば、お金持ちと付き合いたい!と思い、
付き合った結果「お金持ちの人と付き合っている」というステータスに価値を感じなくなった時に
別れるといった感じでしょうか?笑
 
つまり、転職後にすぐに叶ってしまうようなことを目的に転職をしてしまうと
結果的に仕事を頑張れずにすぐに転職をすることに繋がっていきます。
 
ではどうするか?
それは、入社後に得られるスキルや経験、実績を転職する目的にすることです。
 
例えば、営業のスキルを得て実績を出す!となると、営業のスキルを会得し実績を出すまでは
「転職の目的」は達成されないため、結果的にすぐに転職する事態を防ぐことにつながります。
 
■会社に合わせるのではなく、自分を求める会社を選ぶ
転職をすると、これまで働いていた会社の常識とは大きく異なることがあります。
そのため、スキルや経験と同じくらい大切なことは、
「自分はこの会社に適した人材か?」ということです。
 
会社で求められている人材と自分が違う場合、
その会社・仕事を長期的に続けていくことはかなり難しくなります。
もちろん自分を最優先し、何も我慢しないで良い会社を探すのは自由ですが、
自由である場合、それ相応の責任が伴います。
 
逆に、会社に合わせすぎるとストレス過多となり体調を崩してしまったり
最悪の場合は、休職や退職・離職へ追い込まれてしまいます。
(キャリア相談にも会社に合わせていたら、メンタルを壊してしまった方の相談をよく受けます)
 
自分にばっかり合わせる、会社にばっかり合わせるではなく
会社に合わせるところは寄って自分が譲れない部分は譲らない。
そういったバランスが大切です。
 
その際に、どんな部分を見れば良いのか?
それは、この会社はどんな人が評価されるのか?です。
 
会社が求める人物像=会社が評価する理想の人なので、
自分が“会社の求める人物像”とあまりにもかけ離れている会社へ転職するのは危険です。
 
男女間で言えば、相手が家庭的でお淑やかな人を求めているのに自分がバリキャリ系だとしたら
付き合えたとしてもいずれ、関係を続けていくのは難しくなりますよね…?笑
相手に合わせることも大切ですが、自分と合うか?もとても大切です。
 
・自分はどういった人物なのか?
・どんなことを大切にしているのか?
・何が譲れないのか?
 
こういった部分を考えていき、自分の性格・人柄を求めてくれる会社に入ることで
すぐに転職をしてしまう事態を防ぐことができます。
 
■完璧を求めず、デメリットを受け入れる
“すぐに転職を繰り返している人あるある”なのですが、会社に対して完璧な理想を押し付けるパターンです。
完璧な会社ではないと思った時に、大きなギャップが生まれ仕事のモチベーションが大幅に落ち
「さっさと転職だ!」と感情的な転職につながりやすくなります。
 
そこで、転職をする前に“この会社に入るデメリットは何か?”を明確にし理解した上で転職をしましょう。
デメリットが分かっていて入社するのと、デメリットが転職後に後から分かるのでは
仕事のモチベーションに大きく関わります。
 
恋愛や結婚でも、相手のダメなところを知って付き合うのと、知らないで付き合うのでは自ずと結果は見えてきますよね?
それと同じなんです!
 
■感情的に転職をせず、感情的に転職先を選ばない
・もうこんな会社辞めてやる!よし転職だ!
・もう仕事に行きたくない!よし転職だ!
 
と感情任せで転職をしていませんか?
 
そして、
・この会社素敵!
・人事の人柄が良かった!
・この仕事内容完璧じゃん!
・内定でたし、この会社でいっか!
 
とこんな風にまさか感情的に転職先を選んでいませんよね?
これは本当にすぐに転職をする流れにハマっていきます。
 
先ほど説明した通り、転職後にやりたいことやスキルや経験の積み上げといった長期的な転職の目的がなければすぐに転職をしたくなってしまいます。
 
しかし、感情任せに転職先を選んでしまった場合、一時的な感情だったとしたら
もうこんな会社辞めてやる!といって転職をした後その感情が冷めてしまったら
もう仕事を頑張るモチベーションは生まれませんね?
 
もちろん体調に出てしまうほどのストレスを抱えることは必要ありませんが、
一時的な仕事のストレスやイライラを転職で解決してしまうのは危険です。
 
自分の一時的な感情で転職をするのではなく、あくまでも長期的な目線で
転職をすることを強くお薦めします!
 
■転職をする前提で会社を選ぶ
人生100年時代、人生において昔よりも働いている年齢がどんどん高齢化していっています。
そうなると、転職をしないで1社で定年(もう定年もなくなりそうですが…)を迎えられることは
正直、現実的ではありません。
 
こんな変化が激しい時代に「もう次の会社で落ち着きたい!」と考えて入社をすることは
今の時代と合っていないのです。
 
もちろん、無駄に転職をすることを繰り返していくことはマイナスになりますが、
転職先にいつまでいるのか?のゴールがない状態もダラダラと働く原因となってしまいます。
 
例えば、いつまでにスキルを身につけ、実績を作り●年後までに再度転職をしよう!と考えている人と
この会社にいつまでいるか決めずに、とりあえず働こうとしている人では
期限を設定し仕事に集中ができるので大きな差が開いていきます。
 
つまり、“転職を再度する前提“で仕事を選んでいくことが今の時代に合っているということです。
 
具体的に言えば、営業が嫌で仕事を変えたいとしましょう!
営業以外の仕事に転職をし、スキルアップをし次はそのスキルを活かして転職をする
というものです。
 
この方法を取るメリットは
・スキルを目的にするためスキルが付くまでは辞めない
・スキルがつけば、転職前よりも仕事の選択肢が広がっている
 
転職をする前と後で、「出来ること」が増えていること。
これがとても大切なんです。
 
転職は結婚と違って、一生一緒にいるかも?!と思って選ばずに
別れを前提に選んだ方がむしろメリットが大きいです!

6【将来の自分を助けてくれる転職とは?】

たとえ、転職をしたとしても次の会社で定年まで入れることはありません。
そして、会社はあなたの面倒を見ることはありません。

だからこそ、自分で考え”将来の自分”を助けてくれる転職をして
自分のキャリアを作り上げなければいけないのです。

では、どう考えれば”将来の自分”を助けてくれる転職になるのか?
そして、どうすれば自分のキャリアを築き上げられるのか?
を解説していきましょう!

まず、こちらの図を見てください!


こういった形の”無駄な転職”をしてしまうと
同じような浅いレベルのスキルしかなく、結果的にスキルがが積み上がらずに、年齢が上がった時にあなたの雇う価値が見えなくなります。
こうならないために


こういった転職を繰り返したとしても、A社の経験やB社の経験を活かし
自分の”スキル”のレベルを上げていくことで、あなたの雇う価値を上げてくれる転職こそ、”将来の自分”を助ける転職になります。

スキルを積み上げるだけが”将来の自分”を助ける転職ではありません。

別の例も見ていきましょう!


これは前職よりも出来ることを増やすことを表したものです。
必ずしもスキルを積み上げるだけが最善ではなく、
出来ること=守備範囲を広げることも”将来の自分”を助けてくれる転職の1つです。

これまでの自分の経験を活かすか?新しく取りに行くのか?
”変わらずこのまま”以外の選択をとっていきましょう!

7【まとめ】

すぐに転職を繰り返す人の特徴は、
短期的な目線でのメリット・デメリットを重視している傾向にあること。
 
すぐに転職をする流れにならないための対策としては、
3年などの長期的な目線で転職活動に取り組むことです。
絶対に入社後にすぐに叶ってしまうこと条件で会社・仕事を選択しないで下さい。
 
アルバイトでも派遣でもそうですが、すぐに転職を繰り返している人に対し日本社会はかなり冷たいです。
 
“続けることができる人”=何か嫌なことがあっても我慢できる人・信用できる人という印象もあるため
雇う側からすれば、“壁をちゃんと乗り越えられる”とイメージできる人材を採用したい気持ちにもなります。
 
また、すぐに転職を繰り返してしまう人は、一度
・自分のこれまでのキャリアが一体どうなっているのか?
・どんな時に辞めてきていているか?
・どんな軸で会社・仕事を選んでいるのか?
これらについて落ち着いてゆっくり考えていきましょう。
 
軸がなく、テキトーに仕事を選んできたのであれば
いい加減に直さないと年齢が上がった時に「魅力がない人材」「雇う価値がない人」になってしまいます。
 
そうならないために、
 
・転職の目的何か?
・今の仕事についた目的は?
・いつまでにこの仕事を辞めるのか?
・辞める時、どうなっているのか?
 
こういったことを考えて、感情ではなく冷静に転職をして、
”自分を助けてくれるキャリア”を作っていってください。

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