【国立科学博物館】ミイラ展の感想
休日に国立科学博物館の特別展である『ミイラ展−「永遠の命」を求めて』に行ってきました。初めての投稿では、ミイラ展の感想について述べたいと思います。
ミイラ展の感想①:映像の解説が多いので脳にかかる負担が少ない
博物館の展示はキャプションがメインなので、後半は疲れてしまいます。しかし、ミイラ展は他の特別展と比較して、映像を使った解説が多かったです。
解説はCTスキャンの画像を用いながら、ミイラの内部を解明することが中心です。このような画像の解説はキャプションだと伝わりにくいです。動画だからこそ、ミイラの内部をリアルに理解することができたと思います。
ミイラ展の感想②:展示の分量がちょうど良かった
私の体力が問題ですが、国立科学博物館の特別展は分量が多い印象があります。しかし、ミイラ展の展示は、他の国立科学博物館の特別展を比較して、分量が少ないと思います。「特別展は興味あるけど、博物館に行くと頭が疲れるからいやだなぁ...」という人にはもってこいの企画だと思います。
ミイラ展の感想③:世界のミイラを概観することができる
ミイラ展を見学するまで、私はミイラは乾燥した地域でしか制作できないと思っていました。しかし、実際は湿地帯でも作られていたようです。また、「死者の魂が帰ってくる器」として、ミイラを作成することは、概ね万国共通の考えですが、装飾品は地域によって大きく異なります。これまでのミイラの見方がガラリと変わる素晴らしい展示だと思いました。
おわりに
以上がミイラ展に関する感想です。最後に個人的なつぶやきをして、感想を終えたいと思います。
私はミイラに興味があって、今回の特別展に足を運んだわけではありません。むしろ、ミイラは見た目が怖いので、あまり行きたくありません。ですが、ミイラに関して気になる情報があるので、そのヒントがあるかを探しに、特別展に足を運びました。
その気になる情報とは、ミイラが薬として用いられていたという事実です。出典は忘れましたが、江戸時代、日本はミイラを輸入し、薬として処方していました。
結論から述べると、この事実に関するヒントはありませんでした。ですが、実際に各国のミイラを概観することで、様々な疑問を抱くことができました。これは興味がないような私のような人間でも、楽しんで見ることができる証左だと思います。
ミイラ展は2月24日まで、国立科学博物館でやっています。このつぶやきを見て、行きたいと思っていただければいいですね。
でも、ミイラは怖いです...今日の夢に出てきそう...
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