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下手な趣味を持つことの大切さ

はじめに

僕は今30代後半で、仕事と家庭が安定してきて嬉しい反面、何もしないと新しいことが起きなくなってきています。油断しているとこのまま年をとってしまう!自分の興味の広がりを妨げるものは何だろうか?と考えたとき、何かを達成したいという欲望を持たないほうがいいのではと思ったので、文章にまとめていきます。

目標を達成しようとすることで失われるもの

何かを始めるとき、しっかりとした目標があったほうがいいというのはよく言われそうな話です。僕もこれまでの人生を振り返ってみると、
・部活(地区大会で優勝したい!)
・大学受験(○○大学で○○を学びたい!)
・就活(○○に入社して活躍したい!)
といった典型的な目標を持って動いてきました。

そのことは悪いことではないと思うのですが、年を重ねるにつれて無理が出てきます。自分の能力の限界や、残された時間の少なさを意識してしまうようになるためです。

ところで、目標を持てないことはやらないほうがいいのでしょうか。目標を持たないとした場合、なにを意識したらいいのでしょうか。そこまで考えたとき、昔読んだ、このようなときに参考になる記事を思い出したのです(下にリンクを貼ります)。

下手な趣味を楽しむこと

この文章はログインしないと全文が読めないのですが、読める範囲でも学びがありました。文章を思い切り要約した一文があるため、引用します。

生まれつき才能があることではなく、好きだけれど才能がないことをやることには、独自の利点がある。成功や達成による幸福感をまったく期待していないので、「やる」ことそのものに喜びを感じることができる。


好きだけれど才能がないことをやるとき、やることそのものに喜びを感じることができる。
能力や時間の不足が気になる僕にとって、とても魅力的な響きです。また、別の段落で具体的なエピソードに触れているため、引用します。

リナルディは何でもできるスーパーウーマンのようだが、実はどんなに努力しても下手くそなものがある。40代でサーフィンにぞっこん惚れ込み、1年のうち8ヶ月サーフィンをする生活を17年続けているのに、いまだにものすごく下手くそなのだ。謙遜ではない。本当に、徹底的に、驚くほど才能に恵まれていない。なんせ、初めて自分で波に乗ったのが、サーフィンを始めて5年後のことだったというのだ。

サーフィンを始めて5年間も波に乗れなかったことに衝撃を受けます(リナルディさんには申し訳ないですが)。ただ、その一方で、勇気づけられる内容でもあります。どれだけ下手でも、やることそのものに喜びを感じていれば、それはとても良い趣味なのだと気付かされます。


おわりにー下手な趣味は生きていくうえで大切だ

これまで書いてきたことをもう一度まとめてみます。

・僕は(おそらく私たちは)、これまで目標に向かって突き進んできた。
・年齢を重ねるにつれて、能力の限界や時間の制約を意識するようになる。
・目標を捨て、下手な趣味を楽しもう。成功や達成を気にしないので、やることそのものに喜びを感じることができる。

最近僕は30代後半で初心者なのにベースを始めたのですが、無意識のうちに下手な趣味を持った方がいいという決断をしたからなのかもしれません。下手に背伸びした目標を持たずに、長い人生を色々なことをして楽しんでいきたいと思います。

(ちなみに、冒頭のイラストは、絵が上手くない僕が妻のデジタルイラストソフトを借りて描いたものです。下手ですが、描いていて楽しかったです!)


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