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だるい飲み会に使える。おじさんとの会話の話。

入院中、1人でもYouTubeや本を読んでたら全然1日誰とも話さずに過ごせるのだけど、積極的に話しかけてくれるおじさんとは話すようにしてる。 


おじさんという生き物は大体の話が自分語りからの自慢話と相場は決まっている。
この話しかけてくれたおじさんも御多分に洩れず、娘の話、過去の悪さ、若い人へのアドバイス、仕事論、おじさん話のフルコースをふるまってくれた。


かなりの長丁場の演説だった。
長いな〜、もうすぐ風呂なのにな〜と思いながらきいていたが、おじさんもチラチラと携帯を見ているので完璧に終わるタイミングを見失ってるようだった(笑)


でも、俺はおじさん話はそこまで嫌いじゃない。
長いなとは思うが、おじさんの経験から出来上がった考えとか、自慢話から褒めて欲しいであろうところが透けて見えるようでめっちゃ面白い。

おじさんの発言に対して、おじさんが気持ちよくなる言葉を探すゲームが始まる。



「俺ね、昔、警察にはよくお世話になったんだよ〜、そしたら仲良くなったりしてさ〜」

俺「マジっすか!それヤバくないすか!」



「普段はいつもサングラスかけてるんよ〜、ほら」
サングラスをかけた画像を見せてもらう。

俺「めっちゃワルじゃ無いですか〜!こんなん俺さけて歩いちゃいますよ!笑」

満面の笑みでニヤニヤするおじさんはとても満足そうで、心の中でヨシっとガッポーズする。


こんなこと言われたら嬉しいんだろな、こう思われたいんだろうなと考えながら話すのはかなり楽しい。
少しゲスな気もするけど、人の自慢話とか聞くのは辛いので、こっちも勝手に密かに楽しむくらいは許して欲しいと思ってます。笑



いろんな人がいていろんな価値観がある。
みんな、自分を認めてもらいたい、褒めて欲しい。
そんな素直な欲求は、出しにくいし、もちろん口に出して言うもんじゃ無い。
だから、俺は、そんな内に秘められた欲求を引きずり出してエサを与えたい。
動物ふれあいパークで人参を買ってうさぎにあげて楽しくなるあれと全く同じ心境だ。



何上から目線で言ってんだって自分で思ったけど、違うんだ、誰か俺にもエサをあたえてくれってこと。とびきり喜ぶから。



上司とか地域のおじさんの飲み会とかダリーと思ってる人、ぜひ欲求を引きずり出してエサを与えるゲームやってみてください。そうやって乗り越えましょう。



*サングラスの写真見せられてる時、スクロールの最後、チラッとエロ画像映って気まずくなったのはまた別の話。笑

おわり。



 

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