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1か月で公務員試験を受ける #4

人事院より受験票送付の連絡が来たため、受験番号が判明した。
令和5年度春試験は、94名程度の募集枠に196の応募があった。
対して秋試験は30名程度なので、応募者数がどれほどかはまだ公式HPでも判明していない。
試験の受験番号は大抵申し込み順の連番なので、応募申し込みを応募締め切り直前に行うことによって大体の受験者数がわかる。しかし筆者はギリギリを狙いすぎて通信不調など起こってはたまらないので、8月10日が締め切りのところを7日に送信してしまった。
その結果、筆者の受験番号はかなり前半の数値となっていた。
そもそも追加募集の宣伝というか、知名度がそこまで大々的ではなかった点、募集しているのが土木と建築という点、そしてその両者への応募人数が年々減少傾向にある点などから、今回の秋試験の応募人数自体がそこまで多くないのではないかと推測している。
そもそも人事院のX(旧Twitter)でも告知がされていたが、その反響はお世辞にもバズっているとは言えないほどであった。さらに、「特別区」「特別区 土木」などのワードで検索を掛けても応募している人の投稿が見当たらないことも要因の一つになる。試験日に実際に蓋を開けてみれば大勢の受験生がいるのだろうが。

学習、といっても手探り状態でのそれは全くと言っていいほど進まない。
過去問を手に入れても用語が読めない、調べてもわからない状態であったが、いくつかの書籍と動画等を参考に一つずつ解析していくとだんだん理解が進んできた。
少なくとも一次試験が終わるまでは時間の余裕が無いため、参考にした書籍などの紹介は後回しとするが、それでもわからない部分などがあったりするので、100%の理解度を得ることは厳しいと思われる。
ただ、講評をしているHPなどでは、全体で大問1つ分答えられれば一次はpass出来るといった旨の内容があったので、そもそもの筆記に求められる点数は高くないのかもしれない。ただ、面接が肝心となる場合は、そもそも畑違いの人間が口頭で何か専門的な質問をされた際に答えられる気がしないので、やはり一次で高得点を取っておくに越したことはないだろう。

そして、技術職なので専門知識の有無が重要なのかもしれないが、それでも面接で求められるのは人間力なのではないかという気がしてならない。社会を形成してゆく組織を構築する、一人一人の人間が同じ職場で働く中で、専門知識よりもコミュニケーション能力を重視するべきなのは、これまでの経験で痛いほど学んできたという自負がある。面接で何か専門的な質問をされたときに、仮に答えがわからなかったとしても、無言になるのか、「わかりません」と答えるのか、あるいは何か別の言い方をするのか、その時の表情は、話し方は、態度は、などなど、すべてにおいて見られるのが面接という形式であるから、面接対策をするべきならばそういうところだと考えている。面接官も結局は人なのだ。模範解答を求めるならばChatGPTにでもやらせればいいのである。

さて、筆者は先ほど、令和5年度(春試験)の過去問を適宜ググりながら、解いたところであり、他の問題は見はしても解くまでには至っていない。
が、パラパラと見ているとどうも違和感を感じており、先ほどその違和感が確信に変わった。
その違和感の正体は、いわゆる過去問の使いまわしである。
令和5年問1はゲルバー梁の問題が出題されるが、なんと令和元年度問1と極めて酷似した問題なのである。
他にも、肝心の問題と出題年度は覚えていないが、何たら法における第一種なんたらと第二種なんたらについての説明をさせる問題が別の年に出題されるなどしており、探せば他にも同様の類似、いや酷似問題はありそうだ。
これについての懸念点は、筆者程度に傾向を見ている受験者が、同試験の主要層であり、みんな出来るレベルだからよほどのことが無ければ(傾向に気づけなければ)一次は落ちることが無い。というものだ。
上記の内容が是であれば自明のことなので、その主要層に潜り込めるかもしれないが、否ならば自ら進んで試験の穴を公開してしまった自爆という結末を迎えることになりかねない。
そもそも筆者の投稿を見ている読者が存在するのかという問題と、さらにその中に同一の受験をする人が存在するのかという二重の問題があるため、限りなくその可能性は低いが。

ここまででひとまず大体の傾向はわかったが、試験までひと月を切った段階でこの状況は受験生の中でも遅い方だろう。
受験生のレベル層がどの程度なのかにもよるかもしれないが、なんとか面接にまではこぎつけたいものである。

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