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2024AWコレクションがおもしろい!

まだ2024年の春にもなっていないんですけどファッションの世界では2024〜25AWコレクションが始まりました。

この記事を書いている今の現在ではまだ半分ちょっと(?)程度の日程しか消化されておらず、この時点で感想を書くのもどうなのかとは思ったんですが、僕的にはけっこうおもしろい事が起こってたんでテンションの高いうちに書いておこうと思って今回はこのテーマにしました。

このブログの中でもちょくちょく触れていますが、ここ6〜7年(実際はもうちょっと長いかも知れませんが)の間、メンズファッションはいわゆるストリートファッションというのが大きなトレンドとしてありました。それはラッパーのファッションから発生したもので全世界のメンズたちを巻き込んで世界的な広がりを見せていました。

このトレンドがおもしろいのは、それまでだとイノベーター、発信者として世界の有名ブランドがファッションショーで発表していたコーデだったりアイテムが源泉となってマス層に広がりトレンドになるっていう過程だったのが、このストリートファッションブームはラッパーから発生してトレンドとなり、それにそれまでイノベーターだった有名コレクションブランドが逆にのっかていったという真逆のルートをたどったという事です。

簡単に言うとカルチャーがファッションを飲み込んだって感じ。

これが一番分かりやすいのがルイ・ヴィトンとシュプリームのコラボですね。

これです。もう6年も前になるんですね。とにかく衝撃でした。


ブランドのストーリーを考えたら絶対に交わることのなかったこの2つのブランドのコラボは当時、シュプリームが人気絶頂だったこともあってめっちゃ大きな話題になりました。

ちなみにブランドスタート時からのスケーターのファンの間では『シュプリームがクソみたいなラグジュアリーブランドに魂を売った!』ってかなりのブーイングだったそうですww

それはさておき、その後はこのビッグコラボを機にそれまでは無かったアプローチとして有名ブランドとNIKEやadidasなどのスポーツブランドのコラボや、ストリートアーティストとのコラボ商品なんかがわんさか発表されました。

これらのコラボ面白かったのは『ストリートファッションのアイテムをベースにラグジュアリーブランドが作っている』ってところです。

要するにスタジャンとかGジャン、MA-1、トラックJKとかのストリートのトレンドアイテムやグラフィックなどをラグジュアリーブランドが作ったということ。
まぁ細かくいうと他にも色々とキッカケになった要素はありますが、書くと長くなるんでここでは割愛しますww

これによりそれまではこっちはラグジュアリーブランド、あっちはストリートブランドって感じでキッチリと区分けされ、2つに分けられていたものの壁が無くなり1つにまとまったわけです。

ラグジュアリーファン100人とストリートファン100人が合わさってラグジュアリーストリートファン200人になった。

だから世界的な一大トレンドになったという事だと思います。


メンズファッションのトレンドは転換期に入ったみたい



前述のようにストリートファッションが世界の一大トレンドだったんですが、実は2年前ぐらいから少しずつ変わってきていました。

僕がこの変化の兆しにはっきりと気づいたのはシュプリーム人気が終わった事がきっかけでした。

それまではストリートファッションにおいて頂点の人気を誇っていたシュプリーム。毎週土曜日の新作発売日には店の前に長蛇の列ができるし、平日にふらっと寄っても店頭にはほとんど商品が並んでない。二次流通の店やメルカリなんかでは定価の倍以上の値段で売られている。そんな状態が長らく続いていましたが、21年末ぐらいから列は短くなり(これは転売価格が落ち着き出し、転売ヤー達がうまみを感じなくなって離れていったっていう理由もあると思いますけど)店頭にも普通に商品が並んでいる状態になった。


トレンドの変化というのは多くの場合、上側、つまりは発信側から変わるので、この変化はわかりやすくトレンドが変わることを感じさせてくれました。

話を題名の 2024〜25AWコレクションに戻します。


今回のコレクションはルイ・ヴィトンやグッチ、プラダといったラグジュアリー×ストリートのトレンドを象徴していたブランドが一転してめっちゃトラディショナルなアイテムとスタイリングでショーを発表しています。


こんな感じです。左からグッチ、ヴィトン、プラダですね。

トレンドの変化は発信側から起こりますので、この前までのストリートファッションのトレンドを引っ張っていたブランドたちのこの転換はイコール、トレンドが移り変わろうとしている事なんだと思います。

まだ新しいコレクションも真っ最中で全部見ていませんし、僕はそこまでトレンド分析に長けている訳でも無いですが、何というか変わる過渡期の肌感みたいなものは備わっています。(と、思いますww)

長く続いたスニーカーブームが2023年で終わったことも合わせて考えると一定の信憑性はあると思ってもらっていいと思います。

24年のメンズファッションはキレイ目でトラッドなアイテムやコーデをいかにスタイリングや色、柄などでアレンジして新鮮さを出せるかってところがポイントになりそうです。
こういうアレンジってバッグや帽子、ベルトとかアクセサリーなんかの服飾雑貨の存在感が重要なんですよね・・・

個人的にはトラディショナルなアイテムやコーデは大好きなんで、これをどうやってアレンジしようかと考えるのはめっちゃ面白そうだと思ってニヤニヤしています。


もうすぐ24SSの新商品達が店頭に並びますから、この予想を頭に置きながら色んなブランドやお店をチェックしようと思います。



それではまた!

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