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僕の2023年のファッション総括

12月末。2023年もあっという間にあと10日です。

毎年この時期になると同じことを言っていますが本当に時間が経つのが早いです・・・。

例年通りにあっという間の1年だったけど今年はそれなりに色々と大きめの計画が具体化した年だったので僕自身はプライベートの方は充実した1年だったと思います。仕事は・・・・・まぁいつも通りでしたww でもこれはありがたいことでもあるんですけど。

ありがたいと言えば何より1年健康で過ごせたことがありがたい。感謝。

来年は今年よりも大きな計画を実行に移すつもりなので今まで以上に気を張って1つ1つ確実にこなしていこうと思います。


さて、年末と言えば今年1年の総括が定番ですね。皆さんも友人や会社の人などと飲みの席でそんな話をしたりしてるんじゃないかと思います。

もちろん僕も同じで、色んな友人知人と2023年の総括的な話をしていますが、ファッションの仕事をしているくせにファッションに関する総括みたいな話はまったくしていません。なので今回は『僕の個人的なファッション総括2023』というテーマで書いてみようと思います。

自分の記憶を整理しながら今僕が感じている、考えていることを文字にして記録しようというのが裏テーマ。

こういうことって文字にして残しておかないとあっという間に忘れてしまうのでちょうどいいでしょう。



気持ちを新たにした2023年


今年も新品から古着から本当に色んな服を見たり着たりしました。

今まで通りに暇があればSNSをチェックしたり店頭に行ったりしてたんですが、この一年は何を見てもどうもワクワクしなかった。『いい』とは思いますけどそれ以上の興味には発展しません。見る分にはいいとか面白いとか思うんですけど着たいとはならない。それは特に新品の服を見ていた時がそうだったと思います。

古着を見てる時はまだマシで、いくつかは着たいと思うものもあったし買ったりしたので気が付けば今年は古着ばっかり買ってました。

ただこれはちょっとした気持ちの変化というか気づきがあって、それが原因だっていうのは自分でも分かっていました。

その原因というのは今更ですが、レディースの服ってめっちゃ面白い!ってことにあらためて気付いたって事です。だから今まで通りにメンズの服を中心に見ていたら何か気持ちがスンってしてたんだろうと思います。

レディースの服って素材の使い方や色や柄、ボタンやフリルやギャザーなどのディティールがとにかく幅が広くて見ていて面白い。しかもそう思って見てみると意外に着たいと思うものもけっこうたくさんあったんです。

でも僕は男性、しかも身長も180cmオーバーとでかい方なんでまず着れません。たまーに体は入るものがあるんですけど袖はほぼ確実に短い。

バッグやアクセサリーもメンズ向けのものにはまっったく感情が動きませんが、レディース向けのものは面白いデザインがいっぱいあって見てるだけでテンションが上がります。

そんなことがあってただ見るだけだったレディースのファッションが実際に自分が着るものとしてすごく興味を持った年でした。

もちろん今までも見ていたし興味もあったんですけど、気持ちのどこかでメンズとレディースの境界を勝手に決めていて頭から外していました。(まぁ事実、ほとんどのモノは着れませんけど)

でも今年は『そんな境界なんて気持ちとアイデアひとつでいくらでも無くせる!』っていう目からウロコな気づきがあったおかげで僕はファッションに対する気持ちを新たにすることができました。そのせいで今はレディースの服ばっかりチェックしていますww

あとはとにかく古着が面白かったです。

ストリート系と言われるファッションが世界中のメンズ達のトレンドとなっていたのがようやく落ち着き、次の明確なトレンドが生まれなかった今年はけっこう色んなスタイルでファッションを楽しんでいる人が多かったような気がします。

より多様化、より細分化してきたなぁと感じました。

その中でも古着が完全にファッション好きのボリュームゾーンの消費者にまで広がり、明確なトレンドが無いって言いましたけど、ちょっとしたトレンドになってました。

人の興味の量が増えると何かしらの催しが増えるという法則があるので、古着フェス的なイベントが色んな場所で開催されてました。僕も規模の大きい小さいを問わず興味を持ったイベントには参加してみたんですが、なかなか面白かったです。

この古着熱は来年も継続しそうですね。

アパレル業界としては昨年はあちこちから聞こえてきたSDGs的な商品開発の話題が一気に減って例年通りの通常運転になったってことが一番印象に残っています。

元々SDGsとかに本当に興味があって、自分たちにできることを少しでもいいからやろう!みたいな気概を持っている人は皆無で、それに取り組む目的はあくまで売り上げです。
その程度のパッションでSDGsに取り組んだ商品開発が継続できるほどアパレル業界が抱える問題は軽く無く、話がある度に『もって1年ぐらいかなぁ』って思ってましたけど1年も経たないうちに話題にも上がらなくなりました。


あとはここ数年、僕が『アパレル』と呼んでいる生活の為に着る服と『ファッション』と呼んでいる着飾る為の服の間にある違いがより明確になってきた印象がありました。

この違いはモノの違いというよりも作っている側の人のマインドの違いだと思っています。それが結果として商品にも現れている。

アパレルは昨今の厳しい世界情勢とそれに伴うビジネス環境の変化に右往左往することが多くなり、とにかく利益を確保する為の服作りというお金の側面を重視しています。
一方のファッションの方は元々ビジネス規模が小さいこともあり、同じような環境下であってもそこまで大きな影響は受けてなくて、従来通りのマインドで自分たちが作りたい、表現したいことを重視した服作りを続けています。

アパレルとファッションには元々違いはありましたけどそれがより大きく明確になってきたなぁって感じています。


他にも色々とありましたが僕が印象に残っているのはこんなところでしょうか。


国内外どちらも今のモヤモヤする状況がしばらく続いていますし、何とも言えない気持ち悪さはありますが来年も頑張っていこうと思います。

あ、もちろん健康第一で。


さて、2023年はこれが最後の記事になると思います。読んで頂いている方々には改めて感謝申し上げます。

来年、2024年も同じような感じで続けていこうと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。



それではまた来年!

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