北大の木材×SDGs×学生~河野銘木店さんと北大でスペシャルな盾つくりました【JALワークショップ レポ特別編】
前回、JAL×北海道大学 SDGsワークショップにて、多くの素晴らしい事業提案の中から、特に可能性がある提案として「Good Idea賞」を獲得したお二人と、JALの皆さまとのブラッシュアップミーティング・授与式の様子をご紹介しました。
その際、受賞者に贈られた、木製の盾。
実は、北海道大学のハルニレ材(ELM)を使用して製作したんです。
北大の木材を活用した盾。製作までの様子をご紹介します。
北大の伐採された木材を活用できないか?
今回のJAL×北大のワークショップは、SDGsやESGを考えながらビジネスアイデアを磨くものでした。多くの学生がアイデアを出し、その中から、特に「Good Idea」として賞に選ばれたお二人。せっかくなら、見るたびに自分の頑張りを思いだせるような記念に残るもの、北大らしいもの、そして今回学生が考え抜いたSDGsに関係する記念になるものを贈りたい。
教育研究や工事など、必要に応じて伐採された北大の木材を活用するのはどうだろう?
北海道大学は、札幌、苫小牧、雨龍、和歌山などなど、複数の研究林を所有し、教育研究を行っています(参考 北方生物圏フィールド科学センター 森林圏ステーション)。そういえば数年前に伐採した札幌研究林の木材がある!
木材の特徴や特性を活かして製作したい
今回、北大の木材を使用して特製盾を製作してくださったのは、札幌にある河野銘木店さんです。
北海道大学北方生物圏フィールド科学センター連携URA 林 忠一さんに紹介いただき、河野銘木店さんを訪問しました。
店舗には、大きな板から端材まで、様々な産地の木材が並びます。木の香りと、迫力。そして美しさ。
どの木材で、どのような盾にしよう?
担当してくださる宮島弘之さんと、まずはどの木材が良いか、打合せ。なるべく木目や形状を活かしたデザインが、北大らしいかな。とすると、「北大らしい木」は…?
北大といえばポプラかエルム(ハルニレ)ではないかという、木のプロのお二人。
そこで、特別に倉庫におじゃまさせていただき、実際に木を選ばせていただくことに…
北大の木材で、世界でただ一つの表彰盾
2023年10月。
校正を経て、受賞者お二人のための、それぞれ異なった表情の木目を活かした盾たちが完成です!
見た目よりも軽く、コンパクトにしまうことも、飾ることもできる特製盾。
北海道大学札幌キャンパスで多くの学生を見守ってきた木は、かたちを変えて、北大の学生に授与されました。
これから、お二人のアイデアはJALの皆さまと共に、実装・実現するべく、検討を重ねていく予定です。将来、実装・実現できることになった時にはぜひ、時間とともに色づいたこの盾とともに、紹介できるとよいなと思います。
河野銘木店 宮島さん、後藤さん、北大北方圏の林URA、携わってくださった皆様、ありがとうございました!
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