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科学的にも『うつむいている姿勢』はやる気が出なくなる

今回のテーマは『うつむいている姿勢』はやる気が出なくなるです。


私たちの心は、自分がどんな姿勢をとっているかによって影響を受けます。

うつむいた姿勢をとっていると、
悲観的になりやすく、物事もすぐに投げ出したくなります


よく顧問の先生とかコーチは、
疲れた顔や気分が落ち込んでいる子に「顔を上げろ!」と怒鳴って喝を入れているシーンを見かけますよね。

もちろん顔を下げて猫背姿の野球やサッカーのトップ選手は見たことありません。
うつむいたら本当に負けてしまうからです。


アメリカの大学で姿勢が私たちの心に与える影響を実験によって確認しています。

実験参加者の首の後ろに電極をつけて、「落ちないように」と指示を出しました。
このAのグループは電極が落ちないようにするために首を下に向けなければならず、
ある意味強制的にうつむく姿勢を取らせています

もう一つのBグループは
肩に電極をつけて落とさないように伝えました。
この電極を落とさないようにするには背筋を伸ばし、直立姿勢を取らなければならず、
こちらは強制的に姿勢の良い状態です。


そしてこの2つのグループにさまざまな形のピースを組み合わせて、見本通りの形を作るパズルを与えて取り組んでもらいました。

ただしこのパズルはどんな組み合わせをしても
完成しないようになっていました。

意地悪ですね笑

意地悪の目的は
どれくらい粘り強く取り組めるか」を調べるためです。

20秒おきに経過時間を伝えたのですが、
うつむいた姿勢で行っていたAグループは平均で10.78回の合図の時にギブアップしていました。

もう一方の直立した姿勢のBグループは平均17.11回の合図の時にギブアップしていました。


この実験から顔を下げて、うつむいた姿勢でいると、心にもパワーが出なくなることが分かりました。

学校や仕事で投げ出したくなった時は、顔を上げてみてください。

顔を上げ背筋を伸ばしていればもう少しだけ頑張ろうかなという気持ちになるかもしれません。

今回はシンプルな内容でしたが、ぜひ参考にして頂けたらと思います。

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました(^^)