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【プロジェクトマネジャー向け】新しいプロジェクトメンバーを歓迎する環境の作り方

複業をすることが一般的になり、また自律分散型組織を志向するプロジェクトが増えている現代においては、誰かが運営している既存のプロジェクトに参加するということが増えてきます。

既存のプロジェクトに入りやすいか否かは、そのプロジェクトに貢献するメンバーの多様性や活発度に大きく影響すると思われます。
この記事では、参加しやすいプロジェクトとはどのようなものなのかを考えていきます。

メンバーに参加を歓迎するマインドが浸透している

まず参加することを歓迎する雰囲気が組織に満ちているかが大事です。
新たなメンバーが参加を歓迎されない組織に入ろうとするのは、よほどの動機がなければ有り得ません。

人々や環境に馴染むための手引きが容易されている

何かの動機によってプロジェクトに参加したのは間違いないはずですが、新人はプロジェクトにおいては右も左もわかりません。
頼りになるのは紹介者くらいなものです。
紹介者や周りの人の属人的なオンボーディングに任せてしまうと、参加の体験が安定しません。

そこで、参加者にとっての参加マニュアルや参加したらやることリストを用意されていることが望ましいです。
ゲームでもそのゲームの遊び方を学ぶために最初期では、チュートリアルやクエストが用意されていますが、プロジェクトでもそういったものを取り入れてみましょう。
筆者は、コミュニティクエストといった形で運用されているプロジェクトをちらほら見かけます。

参加体験にリソースを投資している

前述の手引きに関連しますが、参加者体験やオンボーディングのしやすさにリソースを割き、参加の土台づくりやフォローアップの継続的改善への投資はとても重要です。

人事で考えると、会社の力である社員を採用した後、ほったらかしにしてしまい、離職されてしまうということがありますが、そういった問題を防ぐのは、新人がプロジェクトにおいてしっかりと活躍できるようになるまでの道のりを整備する投資です。具体的には、研修、OJT、1on1などに時間やお金を投資すると良いと思います。

自立するまでのサポーターがいることも大事

新人がそのプロジェクトで活躍できるようになるまでは、相談可能なサポーターがいることはとても大事です。
「方向性がわからない」など何か困ったとき、必要なリソースの在り方が見つからないときに相談できないと、そのプロジェクトにおけるモチベーションダウンにつながります。
サポーターを置いて、サポーターの価値を認めて評価しましょう。

小さな貢献ポイントが多く用意されている

プロジェクトで活躍する状態になり馴染んでもらうためには、自己効力感を得ることが大事です。
そのためにはすぐに貢献可能な案件が用意されていることが大事です。
新人は小さな成功を繰り返しながら自信をつけて、自己効力感を得て、自立へと向かいます。

いかがでしたでしょうか。
プロジェクトに新しいメンバーが入ってくる状態は、多様性の面でも活気の面でもとても有用なことですので、ぜひご参考いただきプロジェクトがより良くなりましたら幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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