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ちょこっと日記

昨日今日と個人的におもしろいことが多発しているので、今回は2日に分けて日記ふうに書いてみようと思う。初日は5/9の月曜日から。

5/9(月)
コスメに全く興味がないのにユーザーヒアリングを受けたの巻


ものすごく寒い日。冷たい嫌な雨が降っている。
社内で回答したアンケート結果に目をつけられ、コスメ事情のヒアリングmtgに出る。おれはマジでコスメに興味がなく、選ぶのも買うのも悩むのも面倒くさいという女なので、「本当に私で大丈夫ですか?」と聞いてしまった。
社内では事業特性上トレンディでコスメに詳しいメンバーが多く、私のような全くコスメ関心無いユーザーがめずらしかったのだそうだ。
トレンド最先端みたいなキラキラのメイクを施した女のメンバーにから最初に聞かれた質問が「月にどれくらいコスメにお金をかけていますか〜?❤︎」というもの。普通にたじろぐ。おれはコスメに金を使わないんだってば。
スキンケアならまあ...と言うと、「スキンケアはどのくらいですか〜?0円でも2000円でも!」と言われ、まあ、化粧水がなくなったら買うみたいな補充スタイルなので、0円の月もあれば一気に全部なくなって2000円までいく時はあります、でも行っても2000円代かな。
「へ〜〜!そうなんですかあ!」と聞きながらガシガシとPCでメモをとられる。こんなに文化の違う女と遭遇してしまって大丈夫か心配になる。

その後もいろいろ聞かれ、好きなブランドなども聞かれたが、当然のごとく知らないし、答えられない。適当に、まあ、LOFTの見えやすいコーナーに売っているやつでリップだけ買うかもしれないですね〜と答えておいた。あんなに物が溢れる狭い環境でさして代わりのない小さなものを選ぶのが本当に苦手なのだ。

結局私の超てきとうな(強制されたくないのでズボラとは言いたくない)コスメスキンケア事情を晒す30分間となって終わった。
インタビューしてくれた女の人の社内メモに「自分とは異なる価値観を知った」と書かれてあるのを見かけた。なんか申し訳ない気持ちになってくるが、まあ世の中には女だからと言ってみんながみんなスキンケアやコスメに関心があるわけではないということは、ここでもきっちり申し上げておきたい。私にとって、コスメはあらゆる金銭的な優先度最下位であり、スキンケアは日用品のシャンプーと横並びなのである。


主役を置いてぶっつぶれるの巻

そのコスメヒアリングを受けていた日中、弟の内定が出る。家族LINEでお祝いの言葉が飛び交う。
ほんとうに、就活を真面目にする人間には頭が上がらない。敬服。すごいよ、しれっと真面目にESを書いたりとか自己分析とかするの。
しかも弟は自分の志望する数少ない選考のうちの一つを早期で受かったらしい(おれは就活を全くやっていないので勝手がよくわからない)ので、本当にすごいのだと思う。おれとは全く違って計画的で真面目で素晴らしい奴だ。

素晴らしい弟に尊敬の念を込めてお祝いするために、久しぶりにサシでご飯を食べにいくことにした。池袋にある、おいしい広島のお好み焼き屋さんである。叔母夫婦が広島でお好み焼き屋さんをしているため舌が人一倍肥えている私たちだが、その店は東京でも満足できるほどの美味しさであると言う。
今日は姉の奢りぞ!と言うことで、私もとんと飲み、食べることにした。飲みの途中で、受けていた編集者の選考にお祈りメールが来ていることに気づく。縁があるところにしか人は行かないと言うドライな考えをしているので、飲みの場で急にメールを見ても全く落ち込まないタイプなのだ。
こういうメールになんと返信すれば良いかわからず、すかさず隣にいたプロ・就活マンの弟に採用のお祈りメールが来たときの打ち返し方を聞いた。隣で言われる言葉をほぼそのまま打ち込む。

途中で食べたカキとゲソが美味しかった。なんせ鉄板焼きで出されるからね。久しぶりの兄弟の話は意外とはずみ、年末に親戚と集まって庭でひたすら焼きガキを食った話、最近できた弟の彼女の話、弟の友人の就活状況などで盛り上がる。真面目な弟の周りもみんな真面目で偉い。すごい。まぶしいよ。
で、4,5杯飲んだ途中で私は日本酒を一合頼んだ。広島の誠鏡という地酒があったので、それを冷やで飲んでみた。度数にして15度。普通に美味しいのに、弟が日本酒はいらないと言うのでひとりでガブガブのみ、その後もハイボールで調子良く飲んで店を後にした。相当酔っていたがまあ大丈夫だろうと思い、2軒目にいった。2軒目でビールを飲んでいて、途中でトイレに行ったのが最後、そこからもう記憶が曖昧になっていく。とりあえずトイレで吐いていたのは覚えている。「おっかしいなあ、いつも通りの飲み方なのに、なんでこんなに?」と思ったのだが、よくよく考えてみると普段は2人で割って飲む一合をひとりで終盤にガブガブ飲んでいるのだ。吐きながらへ〜日本酒はすげえな、酔うな、と思っていた。
その後弟がドアの前にきて、「おい、帰るぞ」とノックをする。でも私は体が重くて眠たくてなかなか起き上がれない。やっとトイレから出てきて、そこから一駅先の家まで歩いて帰ったのだが、まあよくも歩いて帰れたよねと思う。途中でまた一回吐き、プロ就活マンの弟が長い髪の毛をやさしくかきあげてくれた。こいつは一体何回介抱してきたんだ?
履いた後の記憶がないのだが、二人で歩いて帰っている帰り道の様子を、証拠ように弟が動画で撮っていたのだけは覚えている。今日、昼間に電車の中でその問題の動画を見返してみたがカオス&アホすぎて、電車の中で堪え切れないほど笑ってしまった。呂律が回っていないし、普段だったら弟には絶対に言わないようなプライベートな話をしてしまっている。完全にやらかし。この私の今世紀最大の羽目外しである。今日の主役はプロ・就活マン弟だったのにもかかわらず。
翌朝、電車に乗るときに財布を見てみると、万札が消えている。弟にLINEしてみると、お好み焼きの会計で結構いって、その後私はコンビニでいろいろ買ったらしい。全く記憶になさすぎてびっくりした。こんなことはそうそうないぞ、と思い、記念にこうしてここに書いている。弟、もはやわが家に初めての内定が出た日の夜、姉が広島の地酒を飲んで盛大に潰れて主役が介抱するいう記憶。私は絶対に忘れないだろう。
プロ就活マン弟よ、改めて、おめでとう。


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