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石のように固まるタスク

いつかは、ていうか、なるはやでやらねばいけないのに先延ばしになっているものをいくつか抱えており、それがもう胃のなかで石のように固まっている。着手するのが面倒くさすぎて憂鬱すぎて、思い出しただけで食欲が失せる。来月からはもう夏だし(?)、さすがに6月中に対処しないといけない。

石のように固まっているもの。ひとつは新卒フリーランスにのしかかる、国民健康保険と国民年金への加入(と諸々の手続き)だ。
会社員の場合はどちらも会社が手続きしてくれるので、何もしなくてもOKだが、風吹けば飛ばされるような危うい新卒フリーランサーはそうはいかない。自ら役所に赴き、どう見ても面倒な事務作業に行かなくてはならないのだ。

新卒フリーランサーの場合、国民保険と年金が初っ端から1.5万オーバーの請求となって毎月やってくる。将来の保証もないし、どうせ出産には保険がかからないくせに、さすがに高すぎるだろう。普通にこの国大丈夫か?と思う。私が80歳まで元気に生きている保証とその時まできちんと年金が払われる保証などひとつもないのに、この国は容赦なく大金がのしかかってくるらしい。
ちなみに国もヒイヒイ言ってるのか、年金を7ヶ月滞納すると老後の支給が…(ウンタラカンタラ…)というけたたましい警告が出回ってくる。
どうでもよくないが、本当にどうでも良すぎて萎える。いや、ちゃんと払いますよ。払いますけどね。
たしかに新卒の初っ端からこんな現実を突きつけられるのは面倒だし、自分でわざわざ手続きをするのはかなり億劫だと思う。なるほどだからみんな新卒で会社員を目指すのかと思った。すくなからずそういう側面もあるに違いない。要するに、こういうのってとても面倒なのだ。道から逸れたことをするのは。自分で動き、自分の頭で考えなくてはいけないし。耐えようと思えば耐えれるけれど、向かい風があまりにも強すぎるし。私だって面倒くさいし、今までみたいに親とか学校とか誰かが代わりにやってほしい。
珍しい道を歩く人は、側から見るにはかっこいいで済むのだが。

そして石のように固まったものその2、友人と自主制作している雑誌の印刷……。これもねえ……。(ためいき)
プライベートで私とお付き合いのある方はご存じだと思うが、実は私は去年の秋から、友人と雑誌をつくっていた。もう全ての取材や執筆も終わってあとは印刷にかけるだけ、という段階なのだが、ただ印刷のクリックをするだけというのがいまだにできずにいる。(すでに完成してから4ヶ月経過…)

お待たせしている人には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
遅れている理由、それは最終確認で見返すたびにどこかに修正箇所を見つけてどんどん嫌になってきているのと、なにより一緒に作った友人とその後世紀の仲違いをして、金輪際会う/話せそうにもないことが大きすぎる。この詳しい経緯はまた印刷した時に公開する予定のちりつもnoteでご紹介できればと思うのだが、ともかく、そんな激しく仲違いをしている友人とつくった雑誌を結局私一人で責任を負い、数十万円の費用を負担して印刷するのがとにかく嫌、憂鬱なのだ。印刷してもおそらく売りさばくのは私のほうだし、一人で宣伝して一人で練り歩くことになるだろう。そういうのがもう今のうちから目に見えていて本当に石の塊タスク。
確かに結構な主義を提げていて、内容自体には今でも一点も曇りもなくつくった愛ある雑誌だとは思うが、それにまとわりついているものがただただグロテスクとしか言えず、まだ幼い私にはそれを全部受け止め切れるだけのキャパを兼ね備えていないのだ。雑誌もなにも、どうせ趣味だしなあ、とか思ってしまう。
この件は本当に思い出すだけで毎日胃もたれするくらいの根源にもなっているのだけど、本当に、良い年して女の友人と激しく喧嘩したりややこしい関係になるのはもうごめんだ、と思う。
皆さんもどうか気をつけてください。趣味の創作活動は適度な距離感と互いへの信頼、そして丁寧でこまめな対話が欠かせないです。そして同じ場所を同じ目線で目指してつくってください。
…….とまあ偉そうに言ってますけれど、雑誌のインタビューに協力してくださった人への恩があるので、さすがに印刷はします。最大200部、重版はないです。

さてそんな石のように固まった私の重たすぎる「todo」ですが、ここで弱音を吐いているだけではまさかありません。

まず1件目の役所マターは来週月曜日の朝イチで手続き予約を入れてきました。(えらすぎる…!!)月曜日の朝からガッと終わらせて、素晴らしい1週間を終えたいと思います。
それから2件目の雑誌は、今日これから最後の手直しをして、最終入稿してきます。(涙)
これが全て終わったらご褒美は何にしましょうか。無事に石を取り除いた術後です。今月は自分の誕生日も控えているので、パアーっといきたい気分です。そんなお金があるのかは知らないが。

ともかく、今は頑張ったご褒美を何にするかで乗り切るしかないですね。


おまけ
何かやらかした時に聴きたい、東郷清丸さんの『まいったなのうた』。
人生これくらい舐めている(良い意味で気を抜く)くらいでちょうどいいと思っています。

「マイッタナ〜マイッタナ〜コイツはマイッタナ〜完全にヤラカシタ〜ご〜メンなさ〜い ♪」

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