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9/13(水)日記

*夏休みスタート

私の夏休み、開始。はじめて神宮球場に行き、カープvsヤクルトの試合を観た。カープは今セリーグ2位、優勝は阪神に譲っ(てやっ)たとしても下からDeNAが這い上がってきているので絶対に負けられない試合だ。

結果、ボロ負け。なんてこったい。堂林のホームラン1本だけ。あとは打てないし打たれるしボコボコ。

けれども現地で観戦してボロ負けしても、意外と憂鬱な気分にはならないことがわかった。テレビ越しに観ていると試合を客観視できるのであれやこれやと言いたくなってしまうが、現地に行くと、結果はどうであれ場の雰囲気だけで十分楽しめてしまうのだ。堂々と広島弁で話せるし、周りは真っ赤だし、同じチームを応援しているという同志感が半端ない。たのし〜〜〜。
ホームランが入った時は、もう老若男女限らず前後左右の人とハイタッチした。球場はあらゆる境界線を溶かしてしまう。

我々が座っているすぐ後ろには、友人なのかカップルなのか私より2,3歳くらい年上とみられる男女が座っていた。男性の方はかなり気合いが入っているカープファンらしく、みんなが持っている通常の応援バットよりも2倍くらいデカいバットをバンバン叩きながら、応援歌を丸暗記して大声で歌っていた。たまにリズムにあわせて「そ〜れ」と言い、みんなを歌いやすくしてくれているのが本当に助かった。近くにこういう人がいると、声を出して騒ぎやすくなるから本当にありがたい。入りのタイミングもわかるし、何より羞恥心を忘れられる。観戦にはこういう人が絶対近くにいた方がいい。

一方、女性の声は試合中一回も声を聞くことなく終わった。男性が時折カープのうんちくを垂らすのだが、「へー」という一言だけで毎回あっさり終わってしまう。さすがに振り向きはしないが、勝手にそわそわしてしまった。しかもその女性がカープユニフォームなし、応援バットなしのシンプルな装備であることも少しドキドキした。自分が楽しんでいる環境でひとりでも退屈そうな人がいると、所在なく感じてしまうのだ。「なんだかうるさくしちゃってすみません」と。

神宮球場オリジナルレモンサワーが大層うまくて、3杯くらい飲んでしまった。一杯800円くらいするのに。他にもビールを色々飲み、結局10杯近く飲んでしまったかもしれない。なぜ球場はこんなにも酒がうまいのか(どれほど惨めな試合をしようと)。久しぶりに、というかほぼ初めて翌朝まで引きずる頭痛を起こした。

その後は弟の家に宿泊。翌日は広島行きの始発飛行機で弟と一緒に帰るため、羽田に近い場所に住む弟の家へそのまま泊めてもらうことにした。
弟はコロナ禍からコツコツと筋トレに励んでおり、今はゴリラ並みに太い腕をタンクトップから晒している。これは冗談でもなんでもなく、本当に大根2本分の太さなのだ。「人間の皮膚はここまで伸びるのか」と思った。それくらい筋肉は大きくなるし、身体のラインは筋トレで変わる。

しかし問題は夏のクーラー問題だ。
やはり筋肉をつけていると夏は暑くてやれないらしく、泊まった日は常に部屋を18°の強風で保っていた。冷え性の私からするとたまったもんじゃなかった。夏、弟の部屋に泊まる普通の人たちは大変だと思う。こんな人と合宿で相部屋になったら心底嫌だと思った。


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