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愛すべきMJ

私には絶対に譲れない推しがいる。

愛すべきMJ、みうらじゅんだ。

私にとってのMJとはマイケルジャクソンでも松本潤でもない。サングラスにロン毛の、あのみうらじゅんなのだ。

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https://twitter.com/miurajun_net/status/1471821670583521289?s=20&t=H4oGkLgrCh5rKwOVxW85HQ 

みうらじゅんは、萌えだ。

彼にはもう「萌え」としか言いようのない無限の愛おしさを感じる。何をしても萌える。みうらじゅんをはじめて知ったとき、「萌えとはきっとこの気持ちなのね!」と思った。萌えを感覚的に知った。恋でも愛でも憧れでもない、不思議な「いとおしみ」。焦がれる、にも近いかもしれない。

立派なおじさんなのに、私は彼の発言や書物でいちども、1mmも、不快な気分になったことがない。むしろかわいい。
だって、喋り方からしてもうすでにかわいい。齢60をすぎているのにも関わらず、自分のことを「ぼく」と言うし、その言い方?イントネーションからしてすでにかわいい。けっして高圧的にならず、おだやかにゆっくりと喋る。そのスピード感も好きだ。しかもボケる時は真顔でボケてくるから本当にずるい。

話している内容は半分(著書はほぼ100%)下ネタなんだけれど、不思議と嫌な気分になることがない。いかに気を使って話をしているか。(もしくは天然由来でそうなのか)その周囲への配慮の細やかさも最高。

実は去年の10月、高円寺フェスの山田五郎とのトークイベントで生・MJを見たことがある。実は根強いファンの人気を持つみうらじゅんは、トークイベントのチケットを取るにも一苦労。ネットは数秒で売り切れてしまったので、仕方ないから繋がらない電話にかけ続けた。
181回目のダイヤルでようやくゲットできたチケットだった。

当日、生MJを見て確信した。これはもう、「萌えだ」と。まちがいなく、彼は私の推しだと思った。生MJは新品のラコステの靴を履き、ちょこちょこと歩いてステージにやってきた。その歩き方も、細い足首の見えたジーンズも、みんなかわいかった。サングラスをしているからどこを向いているか分からなかったけれど、あの日は間違いなく、一瞬だけ目が合ったと思う。だって私、対角線上に座っていたもの。

山田五郎の若干舌足らずなあの喋り方も愛くるしいのだけど、わがMJも引けを取らずかわいかった。
トークイベントはもっぱらみうらじゅんが自粛中に描いた絵の作品を解説する会で、美術評論家の山田五郎が「三浦さんそれはもう、アートだヨ」と一枚一枚ツッコンでいくという、シュールな1.5時間だった。終了後、「え、これ有料なノ?」と山田さんが確認していたほどの会だったが、それでも本当に楽しかった。会場では私が最年少だったような気がするけど。

みうらじゅんの推しポイントはたくさんある。
まず第一にかわいいし、第二にかわいいし、第三に話もボケもおもしろい。でもそうかと思えば侮れないほど深くて納得する独特な仏教観を持っていて、底なしの教養もあり、青春時代を永遠にループしているのかと聞きたくなるほど、若い頃のエピソードも豊富に持っている人。まさに絵に描いたような「おもしろい」大人。私が好きなタイプの大人だ。

なぜ私がこんなにも推しへの愛を語ったか。

今日、2月1日が彼の生誕祭だったのです。旧暦の正月生まれ。
めでたい。おめでとう、みうらじゅん。
調べてみたら、私とちょうど40歳差だった。もはや親のレベルじゃないか。

みうらじゅん、100歳まで元気に生きてね。
そしていつか美術館をつくってね。


かわい〜〜〜。萌え。

ついでに私が好きになったきっかけの動画を貼っておきます。布教。


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